pode ser um romance

週末はスミレに会いに2014 「 最終章一歩手前の足掻きデス 」

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今年もはるばると行って来ましたよ、ご覧の湖を見下ろすあの山域へ。
なだらかな山容に、湖の周囲の緑がどことなく牧歌的な雰囲気。この感じ、どこだったっけ?って思い巡らしていたら、 「ネッシーが棲んでるあの湖に似てる!」 とは、誰かさんのタイムリーな台詞。
里山では、もうとっくにスミレは終わって田植えも終盤戦。マツ林では、もうハルゼミも鳴きはじめてるんです。気が付けば、木々の花も、道端の花々も、初夏から夏モードに切り替わろうとしている。
だけど、まだまだ追っかけてます。あえて珍しいものや、拘りのハイブリットが見たくないワケでもないけれど、毎年この時季の約束だからね、っていうことで。一汗かいて山道を登ると、背筋をピンとたてた健気な花姿で待っていてくれた。そんな再会、やっぱりジーンンとくるよね。
今回も講釈あり、脱線ありでまとめてみました。
では、篤とご覧ください。



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その前に、お馴染みのフィールドでちょっと寄り道。
みなさんが知ってるチゴユリによーく似てるけど、こちらはちょっと大型。そして茎先の2厘の花が特徴的。ということでオオチゴユリです。あるところにはいっぱい咲いてるけれど、どこでも見られるものでもない。このフィールドにはオオヤマカタバミという珍種もある。ほんと、何度訪ねても飽きないフィールドだ。



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こちらはタチカメバソウ。こちらもちょっとした山に来ないと見れない。ワスレナグサと同じムラサキ科の植物。
葉っぱの形状がカメの甲羅に似ていてスッとした立ち姿から 立ち・亀葉・草 となった。
タチカメバソウよりずっと珍種のツルカメバソウにも会えたけれど、こちらは花弁が白飛びしてしまって撮影は見事失敗の巻。



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ラショウモンカズラも正面から見るとこんな感じ。
やや湿り気のある斜面にいっぱい咲いていて、どこをどんな風に切り取って良いものか悩んでしまうほど。「羅生門で退治された鬼女の切り落とされた腕」 とは、なんとも悍ましい名前の背景だが、花言葉は 「幸せを招く」 という意外なもの。
私にしては珍しい縦位置撮影。本来は美しい青紫色の花だが、ご覧のディスプレイによっては青っぽく再現されていません?



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しばらくぶりに会ったヤマブキソウ。
以前はこの花を撮りにわざわざ山にも登ったが、最近はめっきりご無沙汰の花になってしまった。よく似たヤマブキは5弁花で木本だが、ヤマブキソウは4弁花で草本なのが見分けのポイント。さらに、ケシ科なのでアルカロイドを含む毒草であることもチェックだ。
薄暗い林道で、まるでスポットライトを浴びるかのように咲いていたが、露出に失敗してしまい、自慢の山吹色の花弁が飛んでしまった。
今回は、あえて雰囲気重視の画像ということでご勘弁を。



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この時期の会いたいスミレのひとつ、エゾノタチツボスミレ。
このフィールドではご覧のような白花タイプしか見られず、一時はシロバナエゾノタチツボスミレとの見解もあったが、未だにややこしくもあり、紛らわしくて悩ましい。
すっきりした清楚な面立ちで好きなスミレのひとつだが、遅咲きの部類なのでなかなか会うタイミングが難しい。今回もこのフィールドに立ち寄らなければ、今年も会えず仕舞いだっただろう。



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エゾノタチツボスミレの立ち姿はこんな感じ。
その背丈は20cmを超える。シロバナエゾノタチツボスミレの背丈はここまで伸びないといわれているが、さてどうだろ…。



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こちらは別の場所で出会ったエゾノタチツボスミレ。
こんなふうに林道の路肩に群れて咲いていた。ここではなんの変哲もない構図だが、少なくとも私の身近なフィールドではまずお目にかかれないシーンだ。



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ところ変わればタチツボスミレも再会を約束したスミレのひとつ。
スミレの愛しさ、魅力はいったいどこにあるのだろうと原点に立ち返ってしまう。タチツボスミレを見ていると、そんなことをぼんやりと考えてみたり…。



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少し標高を上げればフモトスミレもまだまだ見頃。
行けども行けども点々と咲いている。私的に言わせてもらえば、もっとも撮影の難しいスミレのひとつ。今回も四苦八苦したがやっぱりご覧のとおり、という言い訳を。



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ここで会えたフモトスミレは斑入りタイプのものばかり。



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白雪タイプまではいかないが、こちらは白味の強いフモトスミレ。



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峠の休憩舎で、絶品ラーメンとピザに舌鼓を打つ。
ラーメンンは塩味ベースで猪のスモークベーコンを並べたレアなもの。
ピザはフキノトウをまぶした珍味な旬仕立て。
たらふく食べて寛いで、さあ、後半戦に突入!



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喘ぎながらここまで登ってきた。天気はピーカン、吹く風は爽やかな5月の風、と言いたいところだがむしろ肌寒いくらい。



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羨望のナエバイエローにやっと再会。
今がちょうど旬って感じ。いいでしょ、この表情。



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天気が良すぎて撮影も四苦八苦。秘密の小道具忘れちゃって、露出もてんやわんや。贅沢だよね、雨が降ればうっとおしいし、天気が良すぎれば写真の出来がどうのこうのなんて、アマちゃんなくせにね。
再会の喜びをもっと噛みしめないとね。



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登山道脇のチシマザサの根元にこんな感じで咲いている。いかにも雪国のスミレらしい。



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ミヤマスミレも今が見ごろ。
2年前は群生していたが少し規模が小さくなったようだ。この赤紫色の花弁の色合いは絶妙だが、ご覧のディスプレイによってはこちらも青味が強く再現されているのでは?



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ミヤマスミレは山地性のスミレなので、それなりの場所に行かなければなかなか会えないという印象がある。
ところが、ここでは車で乗り付けて1分も歩けばたくさんのミヤマスミレに会えてしまう。汗だくになって数時間も歩き、やっと会えた遠い日のミヤマスミレ。それはそれで、忘れ難き古き良き思い出のひとつ。



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帰りに立ち寄ったもうひとつのフィールドではサクラスミレが最盛期だった。車道脇の斜面、森の中の草地、どこを見てもいっぱい咲いていた。咲いているところではこんなものだけど、このスミレだって手軽に見れる部類のスミレではない。少なくとも私の住む町の近辺の山ではお目にかかれない。
ということで今季初の対面なので、挨拶がてら一枚。



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サクラスミレは花弁も大きく見応えがあるのでスミレの女王と呼ばれている。
そんな印象からスミレの撮影を始めた頃、まだ見ぬサクラスミレにいつの日か会いたいとずっと思っていた。同じような思い入れのあるスミレは他にもたくさんある。そんな想いを毎年ひとつずつ遂げたいとは思っているけれど、最終的には熱意が持続しないのか、一向に捗らない。
かくして諦めの悪いスミレ行脚は続くのである。
初夏から夏場にかけて、里山の遊び人としては身近な花々のチェックもしたいところだが、見切りの文月までも少し。
え?続編? 勿論です。乞うご期待くださいませ。



<撮影機材>

Canon EOS 5DMarkⅡ
Tamuron sp90mm Macro
SONY cybershot RX100Ⅱ


by windy1957 | 2014-05-26 16:12 | wild plant