人気ブログランキング |

pode ser um romance

未来「あす」への森づくり  “ tea break 4題 ”

b0255992_109172.jpg
スミレばかり追っかけてたものだから、この時期忙しいはずの山仕事がすっかり疎かに。
でも、里山は優しいね。見上げれば、5月の陽射しが木々の間から燦々。
山仕事のネタもあるにはあるけれど、マニアックなものも多くってね。だもんで、サラッと読み流してください。
とうことで、ちょこっと tea break。



b0255992_10213265.jpg
鉈(なた)です。
山仕事の片腕ってところかな。
四国は土佐、西山商会製造による本格派の鉈。これを腰に差して颯爽と杣道を辿るなんて、ちょっとカッコいい。
もう10年近く使ってるけど、未だに抜群の切れ味。もちろん、仕事の後は研いだり、磨いたり、メンテは絶対怠らない。
この手の道具は、使い込めば込むほど味も風格も出てくる。ま、福沢諭吉さんが2枚近く飛んじゃう代物だけど、やっぱり道具はケチっちゃいけないよね。



b0255992_1040402.jpg
科学特捜隊?
これでピンときた人って、たぶん年代的に話が合うと思うな。そう、あの早田隊員ですよ。
はい、tea breakですから、あまり深く考えないでくださいな。



b0255992_10461448.jpg
ヒノキの葉っぱです。
ちょっと前にアスナロを紹介したけれど、違いはコレ、葉っぱの裏側の白い気孔帯が 「Yの字」 に見えるところ。
ヒノキとスギがよく分からない人も多いけれど、葉っぱの裏側を見て白いYの字があれば 「これがヒノキの特徴です」 とサラリと言ってみてください。意外とウケますから。



b0255992_10575985.jpg
最後はコナラの実生を題材にちょっと講釈を。
コナラは陽樹なので、残念ながら母樹の元では陽を浴びられず成長することができない。でも、毎年こうしてドングリから発芽してくる。その姿はとっても健気だ。山仕事の下刈りでは、こうした落葉広葉樹の実生はできるだけ残してあげるけれど、大抵は数年で枯れてしまう。だからコナラやクヌギを中心とした落葉広葉樹の森づくりでは、ある程度の年数での更新 (抜き伐り) が必要になってくる。陽を浴びてこそ育つ陽樹なのだから、世代交代を人為的に行うのである。その方法が森づくりにおける更新なのだ。
生き生きとしている森には、光、空間、密度といったように必ず絶妙なバランスが保たれている。幼木も成木も老木も渾然一体となった森を見かけたら、ぜひそんな 「バランス」 を観察してほしい。そこには、鳥も草花も虫たちも、共に息づく楽しい空間がきっと観察できるはずだから。


<撮影機材>
SONY cybershot RX100Ⅱ

by windy1957 | 2014-05-22 10:59 | work