pode ser um romance

里山逍遥 No11 「冬木群に寄せて」

b0255992_2028614.jpg
年明け早々は酒に呑まれてしまい、山歩きどころか里山さえうろつくことができなかった。
呑んだり、食べたり、寝たり… これではあまりにも堕落してしまっているので、正月休みも残すところ一日、馴染みの森をゆっくり歩いた。
あえてこの時季。目に映るものといえばとりたててトキメクものは無いけれど、いつもの小径、いつもの木立、いつもの水辺が変わらずそこにあるってこと。本当は、それがとても意義深いことなのかも知れない。





b0255992_20503268.jpg
サクサクというか、サラサラというか、木の葉の積もった道を歩く感触はこの時季ならではのものだ。
家を出る時は冷たい北風が吹いていたが、ふと気付けば森の中はとても穏やかだ。



b0255992_20573988.jpg
このところの冷え込みで、ため池には氷が張っていた。
氷と光と影と… どこか響いてくるものがあるけれど、画像にしてみればご覧のとおり。常々 「画像は心模様の投影」 だと思ってるけれど、イマイチ技量が伴ってませんね。



b0255992_216370.jpg
この辺りはいつも冬鳥を探す場所。
声はすれど、姿は見えず。
羨望の冬鳥たち。
まだまだ少ないけれど、少しずつこの森に還って来てるような気がする。



b0255992_2195012.jpg
この時季にはハッとする色。
枯れ色の林床、シケシダの緑が冬陽に映えていた。



b0255992_211345100.jpg
森の中において、ヤマザクラの寿命は思うほど長くない。
この樹の樹齢もせいぜい30年程度だろう。すでに貝殻のようなキノコがびっしりと生えていた。恐らく樹体内は悲惨な状態、悲鳴を上げているだろうがそれでも凛と立っている。森の中ではいろんな生き様を見ることができる。



b0255992_21232117.jpg
こちらは生死のドラマのワンシーン。
狙われたのはキジバトか…。
森の上空を舞う猛禽は孤高かつ勇壮だが、こうした犠牲の上に成り立つ 「生」 であることも覚えておいて欲しい。



b0255992_21343249.jpg
映された冬影 NoⅠ
b0255992_21352162.jpg
映された冬影 NoⅡ



b0255992_2136423.jpg
またまた登場、ルリビ君。
カメラに装着したレンズは400mm。合焦ギリギリの所まで近づいては愛嬌を振りまいているが、それでも彼らは必ず一定の距離は保っている。たぶん、それが最低限の野生との距離なんだろう。



b0255992_21463032.jpg
こちらは今冬初確認のイカル君。
約10羽ほどの群れでゴンズイの実を盛んに食べていた。彼らは意外と用心深いのか、近づこうとするとすぐに飛び立ってしまい、なかなかそれらしい写真が撮れない。
ご覧の画像は20mほど離れている木立の中、やっと撮れた1枚がこれ。(大トリミング)



b0255992_21525671.jpg
真冬になっても葉を落とすことなく、いつまでも茶褐色の葉っぱを付けているヤマコウバシ。
青葉の時季には他の樹木に紛れてしまいあまり気付くことはないが、冬木立の中、しかもご覧のように陽に透けた姿は存分にその存在を主張している。だから、ついついカメラを向けてしまう。この時季になると、ヤマコウバシにはどことなく親しみが湧く。



b0255992_224197.jpg
ゆっくりと、たっぷり森を歩いて冬木群に探した12枚のカット。
何か言いたい最後の1枚、どんなタイトルにしましょう。
ま、蛇足だけどね(笑)


The end
by windy1957 | 2014-01-08 22:18 | memory of Satoyama