里山逍遥 No10/往く秋を歩くとき
もちろん、それは私の住む馴染みの里山の話だが、今シーズンは、楽しみにしていたアオハダやイヌシデの目の覚めるような黄葉をことごとく見逃してしまった。
それでも、こんなふうに木の葉がいっぱいの小道を、密かに渡ってきているであろう冬鳥を探しながら歩くのはなんとなく心躍るもの。
週末、カメラを抱えて小一時間ほど歩いた里山。
こんな感じで、もう往く秋ですね。
目の覚めるようなレモンイエローの黄葉はとっても印象的だが、ちょっと時期を逸してしまったようだ。
酸味が強いせいか小鳥たちはあまり食さないようだが、秋から冬にかけて、ときどきハッとするような被写体になってくれる。
この茶褐色の枯葉は、真冬になっても葉を残していることが多い。
別名ヤマコショウ。葉をちぎって揉んでみると、なるほど胡椒のような香りがする。
と、いつもひとり悦に入っている。
by windy1957
| 2013-12-08 00:12
| memory of Satoyama