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pode ser um romance

里山逍遥 No10/往く秋を歩くとき

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里山の秋色は、どちらかといえば12月に入ってからその色合いを増す。
もちろん、それは私の住む馴染みの里山の話だが、今シーズンは、楽しみにしていたアオハダやイヌシデの目の覚めるような黄葉をことごとく見逃してしまった。
それでも、こんなふうに木の葉がいっぱいの小道を、密かに渡ってきているであろう冬鳥を探しながら歩くのはなんとなく心躍るもの。

週末、カメラを抱えて小一時間ほど歩いた里山。
こんな感じで、もう往く秋ですね。



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見上げれば、クヌギ、コナラも最後の彩り。



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まだ若い樹齢のアオハダ。
目の覚めるようなレモンイエローの黄葉はとっても印象的だが、ちょっと時期を逸してしまったようだ。



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こちらはお馴染みコバノガマズミ。
酸味が強いせいか小鳥たちはあまり食さないようだが、秋から冬にかけて、ときどきハッとするような被写体になってくれる。



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今秋、森の中ではマユミもあちこちで目に付く。



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秋陽射す点景Ⅰ
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秋陽射す点景Ⅱ
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秋陽射す点景Ⅲ
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秋陽射す点景Ⅳ
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秋陽射す点景Ⅴ



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この小道を辿る時、必ずこの場所でヤマコウバシの葉を、春も、夏も、秋も、こんなふうに見上げてしまう。
この茶褐色の枯葉は、真冬になっても葉を残していることが多い。
別名ヤマコショウ。葉をちぎって揉んでみると、なるほど胡椒のような香りがする。



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決して華やかさは無いけれど、この時季の森の彩りは 「惜しみなく、人知れず」 って感じで、控えめで、渋くて、名残惜しさに溢れてる。
と、いつもひとり悦に入っている。
by windy1957 | 2013-12-08 00:12 | memory of Satoyama