外秩父山系・丸山 (960m) 逍遥 o(^▽^)oキャハ
外秩父山系でも、個人的に数多く登る山といえば丸山(960m)だろう。
春の各種スミレに始まり、夏と冬は渡り鳥ウォッチング、そして秋は黄葉の森という感じで、軽登山ながらオールシーズンのフィールドワークがしっかり楽しめる。
今秋も密かに期待していた彩りを求めて登ってみたが、残念ながら黄葉(紅葉)はもう終盤だった。やや意気消沈気味に周辺を彷徨ったが、それでも思いがけないトキメキってあるものだ。
ということで丸山逍遥。画像はざっと20点ほど。よろしかったらどうぞ。
錦の紅葉が売りのハナノキはすでに落葉していた。
その色合いはレモンイエローから茶褐色へ黄葉、変色するが、こちらも今シーズンは比較的早い時期に落葉してしまったらしい。
単葉のためか、見た感じではカエデの仲間とは思えないが、淡いレモンイエローに黄葉する様はとっても印象的。個人的は好きなカエデの中でもベスト5に入るだろう。
今シーズンの出会いは、残念ながらすでに落ち葉の状態だった。
画像はたぶんコムラサキだと思うが、葉っぱや木の実など、細部を観察しないと同定は紛らわしい。
日本特産種で、山で見られる印象的なカエデだ。
メグスリノキの彩りは、ピンク系からサーモンピンク、薄紅色から緋色を帯びた紅色といったように実に微妙かつ繊細だ。画像ではなかなか色再現は難しいが、逆光気味で撮ると、大体がこんな感じで紅色っぽく写る。
葉柄から3枚の葉っぱが出ていて、上品な薄紅色に染まっていれば、ほぼメグスリノキと思っていいだろう。名前の由来は、樹皮を煎じた汁を目薬として使用すると、眼病に効果があるとして古くから民間療法に使われていたことから。
やはり逆光で捉えると紅色が映える。
ガマズミの実からはルビー色の上等な果実酒ができるが、この赤い実は真冬になっても残っていることが多い。
ガマズミの花言葉は 『私を無視しないで…』 といういじらしいものだが、鳥たちにとってはあまり好まれない味なんだろうね、きっと。
ところが何やらイベントなのか、頂上はちょっとした人だかりのため、いそいそと下山することに。
こんな感じで、あたりはすでに初冬の佇まい。
題して 『風の又三郎』 …?
場所からいって在り得ないことではないのだが、その正体はノスリのようだ。
いつもは通り過ぎてしまうが、小腹も空いたしことだし、今日は暖簾をくぐることに。
柚子をパラパラっと振りかけた風味がなんともGood&絶品。
心地良い疲れと晩秋の柔らかな西陽の中、愛車の軽トラは林道のS字カーブを颯爽と瞬く間に下って行くのだった。
The end
by windy1957
| 2013-11-22 13:56
| mountaineering