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未来「あす」への森づくり No8 ★道具の使い方★

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「鎌は主の首も取る」
森づくり、とひとことで言ってもその取り組みや方法は実に様々だ。しかし、森に関わる作業となれば何らかの形で共通し、関わりを持っている、いや、無くてはならない必需品が「道具」である。
その道具について、今回は森づくりの三種の神器である、鎌(カマ)について、ちょっと。

森づくりに登場する主な鎌は、草刈鎌、下刈鎌、鉈鎌、地こしらえ鎌などであるが、一般的なのは草刈鎌と下刈鎌である。
画像は作業前に下刈鎌を砥いでいるところだが、まず知っていただきたいのは、道具の手入れは作業効率の悪し良しを端的に顕してしまうということ。これは鉈でも刈払機でもチェーンソーでも同じことだ。

さて、その道具の使い方だが、総じて言えることは道具の使い方、扱い方にはみんな意味があるということ。鎌について言えば、刃の払い方、振り方、角度、というように草や小枝がいちばん良く刈り払えるコツというものがある。先人たちはそのコツを良く知っていて、絶妙のタイミングで作業に強弱をつけ、作業の進捗を見極めながら鎌の刃を砥ぐのである。

道具は、使い方を知らずに野手をすれば、たちまち凶器にもなってしまう。私にもそんな経験が二度、三度とある。あと一歩のところで腕を落としてしまいそうになったり、首を切ってしまいそうになったこともあった。
「鎌は主の首も取る」 とは、森づくりの指導者から厳しく教えられた戒めの言葉である。道具に罪があろうはずもない。すべては使い手の技量が道具の機能を左右する。力を入れればそのとおりに、力を抜けば、無茶をすれば、野手をすれば、そのとおりに忠実に道具は働く。
ついでに言えば、森づくりとは道具の使い方如何によっては、一歩間違えば命取りにさえなりかねない作業ともいえるのだ。
by windy1957 | 2013-11-07 17:24 | work