
霧ヶ峰の花逍遥も遅れ馳せながらの後編。
画像の良し悪しを別にすれば、本当は紹介したい花々もいっぱいある。だけど、白飛びした白い花びらや、炎天下でベタベタに潰れてしまった黄色い花びらの画像を並べるのはどうにも忍びない。
ということでトップはアサギマダラ。
久々にたくさんのアサギマダラに会えて、ちょっと興奮です。

シシウドの仲間は夏の高原帯では定番だ。
どこに行っても背が高くってよく目立つ。どんなふうにカメラを向けていいものか迷ってしまうけれど、結局いつもこんなふうに撮ってしまう。

シモツケソウにしてはやけに色濃く紅いなぁと思ったが、アカバノシモツケソウという品種らしい。う~ん、なるほどね。

こんなふうに木道脇に無造作に咲いている。

アザミの仲間も実に多彩でかなりの種類がある。悩ましい種も多々あって、山に登った時などはしばらく考え込んでしまうようなこともある。こちらは夏の里山でも定番のノハラアザミだ。

こちらはメタカラコウ。
穂の下から咲き上がり、花序の先端部が尾状になるということからもオタカラコウと区別できる。

この人…??
ということで、大した意味はありません。

初めて訪ねた場所なので、この程度で旬なのかどうかは分からないが、会いたかったヤナギランもそれなりに咲いていて嬉しかった。

ヤナギランの点景 その2

ヤナギランの点景 その3

遠くからでもバッチリ朱色が目立つフシグロセンノウ。
ここ八島湿原でも結構な数で咲いていたが、やや旬な時期を過ぎてしまった感じだ。

広大な湿原はこんな感じで木道が施されていて、花々を楽しみながらほぼ2時間弱で一周できる。

スマホでアサギマダラを撮る人… ん、誰??

湿原の周辺にはヒヨドリバナがたくさん咲いていて、いたる所でアサギマダラが吸蜜に訪れている。

小一時間ほど散策をすると、草原の向こうにタイミングよくCafeが。

渋~い、こんな看板が店先に何気なく…

なんか存在感のある薪ストーブがあって、やっぱり撮っちゃうよね、こういうの。

店内にはいくつかランプが下げてあって、耳障りの無い音量で、軽~く自然な感じでJazzが流れている。

片隅のテーブルに二人で座って、厚切りトーストと生リンゴジュースをオーダー。
向かいのテーブルには、先ほどまで座っていたカップルの名残りが…

キバナノヤマオダマキが少ないながら咲き残っていた。
高原帯ではお馴染みの花だが、花期が短いためか開花の時期を見逃すことが多い。

こちらは別の個体。
考えてみれば最近はちょっとご無沙汰だったもので、つい、嬉しくなって。

こちらは番外編。
道脇の牧場には馬がたくさんいて、売店では美味しいソフトクリームが賞味できる。
何故か群れから外れた白馬が一頭。こういうシチュエーションって、やっぱカメラ向けちゃうよね。
The end