週末はスミレに会いに No9 semifinal 「北八ヶ岳 青苔の森から」
そのスミレは、鬱蒼と苔生した森に密かに咲くという。
その気になれば会いに行けるのに、つい、目先のスミレに追われてしまい、気が付けばいつも時季を逸してしまっていた。
毎年、そんな思いを抱くスミレがひとつふたつ。
ということで、そこは標高2000mを超えた北八ヶ岳の森。はるばる軽トラックを駆ってやって来たものの、さて、その顛末は如何に…
ご覧のカギカモジゴケがびっしりと林床を埋め、辺りではメボソムシクイが盛んに囀っていた。
倒れた針葉樹を土台にして、また新たな生命が芽生えている。森そのものの生き様には、自給自足という大前提がある。
ひだを寄せたような独特な鋸歯、表面は無毛でその名のとおり薄い。
運よく野生ランでも見れないものかと歩き回っていたら、ひょっこりと湖畔に出くわした。
このポイント、秋には有名な撮影スポットになるらしい。ということで、1枚収める。
どことなく寂しげなトラツグミが鳴いていたかと思うと、突然目の前でコマドリが囀りだしたり、飽きることなく森の小道を彷徨った。
今回の場所はご覧のとおり、この山小屋で判明しちゃいましたね。
どうです、中信越あたりの典型的な高原のショットでしょ。
どこを見渡しても、シラカバの根元にはこんな感じで寄り添って咲いていた。
The end
by windy1957
| 2013-06-14 21:37
| wild plant