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pode ser um romance

裏高尾、再び 「往く3月 at 日影沢」

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裏高尾、再び。
募る想いが遂げられず、またまた愛車を駆って来てしまった。
渓流沿いの小道で、まず出迎えてくれたのはヨゴレネコノメ。
植物の命名者がどれほどの権威を持っているのか知る術もないけれど、ちょっと哀れな気もする。と思いつつも、何故か毎年カメラを向けてしまう不思議な魅力がある植物だ。
ということで、ネタは少ないけれど裏高尾です。よろしかったらどうぞ。



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渓流の対岸にはニリンソウの群落が。
本日持参したレンズは2本。ニリンソウの群落を前に、すかさず広角のズームマクロレンズをカメラに装着したが…。



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遠目にもスミレと思える青い塊が見えた。
その正体はタチツボスミレだと分かってはいても、やっぱり心は躍ってしまう。



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ユリワサビはこの時期の旬な山菜のひとつだ。
そのまま生でサラダにしても辛みがイケるし、サッと湯がいてお浸しにしてもとても美味しい。



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渓流沿いの南向きの斜面ではナガバノスミレサイシンが咲き始めていた。
どのスミレもこの時季ならではの再会だが、このスミレには特別の思い入れがある。




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こちらは別の株だが、ナガバノスミレサイシンにしては比較的青みが強く、雪国などで見られるスミレサイシンを彷彿とさせる。



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こちらは白花タイプのナガバノスミレサイシン。
場所によっては白花タイプばかり見られる地域もある。時として、シロバナナガノスミレサイシンと呼ばれることもあるが、系統としては一緒だ。



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裏高尾に足繁く通う目的は、このスミレに会うためだ。
その名はタカオスミレ。
名前のとおり、このスミレは最初に高尾山で発見されたらしい。ご覧のように葉っぱが焦げ茶色に染まるものをタカオスミレと呼ぶが、曖昧な色合いのものも多く、厳密な意味での分類は微妙だと思う。



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ご覧のように、焦げ茶色に染まる葉っぱの色合いがポイント。
特に高尾山での特産種ではないので、裏高尾に限らず高尾山界隈やその他の場所でも似たような色合いのスミレを見かけることがある。



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こちらはヒカゲスミレ。
花弁はタカオスミレと同じだが、葉っぱが緑色なのでタカオスミレとは分別されている。



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こちらは別アングルのヒカゲスミレ。
タカオスミレとの違いは葉っぱの色合いだけ、と大雑把に覚えておけばいいと思う。



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こちらはコスミレ。
このスミレも悩ましいスミレのひとつだ。花弁の色合いといい、葉っぱといい地域変異が顕著。この画像のコスミレは比較的素直なタイプだと思う。



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里山で見られる白いスミレの代表種といえばマルバスミレだろう。
時にはハッとするほど美しい姿で咲いている。名前の由来は葉っぱが丸いことだが、果たして誰もが納得するほど葉っぱが丸いだろうか…。



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さて、本日の昼食は、ここのところお気に入りの爆弾おむすびと、バケットサンド。
渓流のせせらぎとミソサザイの囀りを聞きながら… これだけでも十分な昼食メニューだ。



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普段はほとんどカメラを向けないコチャルメルソウ。
じっくり眺めて見ればなかなか愛嬌もあって面白い花姿だが… やっぱり難しい被写体だ。



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ニリンソウも蕾が弾ける頃は、こんな色合いをしているのをご存じだろうか。



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特に気に留めていなければ、まずは見過ごしてしまうだろう。
小さくてもその花弁はとっても上品。この時季の隠れた旬、トウゴクサバノオはそんな植物だ。



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裏高尾を歩く楽しみのひとつにカントウミヤマカタバミとの出会いがある。
図鑑によれば夏の山歩きで見掛けるミヤマカタバミとは異なる種のようだが、私は厳密な分類にはそれほど拘らない。まずは今年も出会えたこと、再会できたこと、それが嬉しい。



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午後になってから雲行きも怪しくなり、そろそろ帰路に就こうかと思ってた頃、名残惜しそうに見つめるアオイスミレが目に入った。そういえば、まだ風も冷たい3月も間もない頃、この渓流沿いの林道で目覚めたばかりのアオイスミレにしばらくカメラを向けていたっけ。
「忘れないで…」 気のせいだろうか、アオイスミレのそんな囁きが聞こえた気がした。


The End
by windy1957 | 2013-04-02 21:49 | mountaineering