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pode ser um romance

未来 「あす 」 への森づくり No3 (;^_^A アセアセ…

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今日も森の中に響くチェーンソーの駆動音。
未来「あす」への森づくり、それを将来への贈りものと信じて木を伐り、草を刈る。人はそれを自己満足と呼んだり、はたまた稀有なる取り組みと感心したりする。
さて、その真価が問われるとしたら、それは10年、20年先のこと。少年のような大人たちが週末には手弁当で森に集まり汗を流す。
批判したり意見を言うのは簡単なこと。
でも、ちょっと視点が違う。
ただ、単純な動機なんだと思う。
だけど、気が付いた時はそんな行動が夢につながっていた。





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里山歩きを日課にしている方々が通りすがりにこう言う。
「木を伐らないで欲しい…」 と。
虫歯があれば治療もするし、抜歯もする。風邪をひけば注射も打つし治療もする。病んでいる樹木があれば、森を構成する樹木としてどうすべきか。
私たちは伐倒という手段を選ぶ。それが森を活かす森づくりの一端でもある、と自負しているからだ。



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作業には一連の流れとルールがある。
処理や始末の仕方は、作業内容そのものを物語ってしまう。



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今日もオジサンたちは元気。森の中に掛け声が響く。



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樹木は簡単には思った方向に倒れてはくれない。
これは 「掛かり木」 という厄介な状態。さて、どう伐るべきか、倒すべきか、処理すべきか…。



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立ち枯れとなった樹齢約20年生のアカマツを伐り倒した。
伐り口を見れば、心材以外の部分はグズグズの腐食状態だ。それでもアカマツは倒れず凛と立っていた。
死人が立ち尽くす。樹木の立ち枯れとはそういう状態なのだ。



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こちらは樹齢30年弱のヤマザクラ。
寿命を全うする前に菌類に侵され、すでにカワラタケがびっしり生えていた。チェーンソーで受け口を入れ、伐倒方向を定めてから一気に伐り倒す。こんな時はだれもがきっと同じ事を思っている。森の樹木たちの世代交代を願わずにはいられない。



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森での共同作業には、息の合った連係プレーが欠かせない。
ちょっとの油断、軽率な判断が大きな事故を招きかねない。



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受け口を伐り込んだら、今度は追い口を伐り込む。
画像を見て、思わずクスッ。
分かります?怖いんでしょうね、私、腰が引けてません?



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伐倒した樹木は、適当に玉伐りしてこんな風に道脇に並べておく。
樹木は樹体内に炭素を固定してるので燃やすことはしない。朽ち果てて土に還るまでの作業は自然に任せる。炭素の固定は地球温暖化抑制の一助となっているのだ。



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所々の里山で目にするこんな状態の森。
このまま放っておけば、暖温帯の森は照葉樹林の森に回帰すると言われている。そんな自然の摂理に逆らった森の姿が、クヌギ、コナラを主体とした雑木林(農用林)である。普段、当たり前のように見ていた雑木林は、実は殆どが農用林として人工的に仕立てられた森なのである。そしてそこは、永い年月を経て、多種多様の生物が息づく恰好の住処となっていった。
そして、今。生物多様性を育む森づくりとは何か、雑木林の変遷を目の当たりにし、そんな事を考える時期に来ている。
自問自答しながら週末の森通いは続く。



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落葉広葉樹を主体とした森づくりの現場において、ヒサカキのような常緑樹(陰樹)は伐倒の対象になる。



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伐倒樹木は、丁寧に枝払いし、手際よく効率的に処理を進める。何気ない作業の進め方にも、すべてに意味や理由がある。これも先人の作業、技術に倣ったもの。



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こちらは、以前は鬱蒼とした篠ヤブだった場所。
3年間地道に継続的に篠刈りを施した結果、篠の猛威はここまで鎮静化した。さらに数回に渡って篠刈りをすれば根絶はほぼ可能だが、今度は新たな植生が勢力を増してくる。それを活かすか、鎮めるか… 森が生きている限り、様々な形で森づくりに終わりはないのかも知れない。




The End
by windy1957 | 2013-03-07 22:20 | work