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by windy1957
| 2024-09-09 12:14
| insect

密かに目論んでいたのは木陰に休むヤンマ類(ネアカヨシヤンマ、マルタンヤンマ)の撮影だったが、予想は見事に外れて汗だくで散策道を辿るばかり。
「これまでか」と思ったそんな時、涼しげに咲くアキノタムラソウに忙しく飛び交う黒い虫影。もしや!と思ったが、正にそれはルリモンハナバチ。仕舞いかけたカメラをバックから慌てて取り出し、その姿を追いながらシャッターを切った。
したたり落ちる汗もそのままに、ファインダーに浮かぶ至福の時間にしばらく浸った。
今年もまた幸せを呼ぶ青い蜂に出会えた。
公私共々少し沈んでいた今日この頃。明日から予期せぬ幸せな時間がきっと訪れることだろう。
Nikon Z6
NikkorS24-70 f4S
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by windy1957
| 2024-07-28 19:34
| insect

人事異動で教育機関に赴任になり、まだ20台前半の私にとって右も左も分からない職場で奮闘の毎日。予てから継続して開催していた人気講座、植物観察会でのこと。講師をお願いしたN先生の観察スタイルがとっても印象的だった。
もともと動植物には興味があり、特に昆虫や野鳥が好きだったので自己満足の範囲ながら観察を楽しんでいたものの、「記録する」という術はまったく無かった。N先生の観察スタイルで特に目を惹いたのが「カメラ」だった。N先生は植物の解説の傍ら、カメラを覗いてはシャッターを切っていた。その乾いたシャッター音が妙に新鮮で、さらにその被写体が植物というのも印象的だった。
それまで、まったく興味の無かったカメラを手に、漠然と花や虫を撮ってみたいという衝動に駆られ、それからカメラを手にするまでにはそれほどの時間を要すことは無かった。そして、のめり込んでしまったである。
はじめて手にしたカメラはNikon FE2という一眼レフのカメラだった。カメラを抱えあてもなく職場の裏庭をうろついていると、最初に目に入った生き物としての被写体がベニシジミという小さなシジミチョウだった。
カメラに装着したレンズははっきり覚えていないが、ファインダーの中に浮かび上がったベニシジミがなんて美しかったことか。というより、はじめて覗く世界だったように記憶している。こんな世界(空間)があったのかという衝撃は今でも忘れられない。そして、カメラを手放すことのないフィールドワークはあの時から始まった。何千枚も写真を撮り、何万回もシャッターを押し、何台もカメラを買い替えた。
撮影は自己流なので決して自慢できる写真は無いが、ファインダーの中の世界は誰にでも自慢できる世界に出会っている、と自負している。
Nikon F3
レンズ不明
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by windy1957
| 2024-07-09 10:52
| in my life

それなりの情報誌を捲り、家から手頃な店を訪ねてみる。期待外れもあれば、ロケーションに見惚れてつい長居をしてみたり、男の私でもCafe巡りはなかなか楽しい。
こんなパスタが食べてみたい、こんなカップでコーヒーを飲んでみたいとは家内のひとり言。
予定表を見れば、今週末は久々の休暇になっている。予てから予定していたフィールドワークもあるのだが、そこにはパスタにピザが恋しいもう一人の私がいる。
iphone15 pro
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by windy1957
| 2024-07-03 16:54
| in my life

誰のために、何のために… 体のいい理屈はどうにでも書ける。
でも私たちは信じ合っている。後世に伝えるための素敵な森がきっと育つということを。
木陰で一息入れよう。拭いても拭いても吹き出す汗がしたたり落ちるけど、作業の合間の爽快なひと時だ。
iPhone15 pro
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by windy1957
| 2024-06-24 10:08
| work