pode ser um romance

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里山逍遥 memorandumⅢ

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台風一過の一日。
午前中の森作業を終えてから、久しぶりに馴染みの里山路を歩いた。
目的のひとつはサクラタデの撮影だったが、悲しいかな、自生地の畦はすっかり刈り払われてしまい、楽しみにしていたサクラタデは見る影も無かった。

清々しい秋晴れとは裏腹に、多少の気落ちを隠せないまま農道を辿っていると、刈り入れの終わった田んぼの畦を紅く染めるほどのイヌタデが目に入った。これといった意図は無かったが、カメラを取り出して構えてみると、これがちょっと意外。ズボンの膝はすっかり泥水に濡れてしまったものの、ファインダーの中にはご覧の情景が浮かび上がっていた。

ふだん見向きもしないイヌタデが、なんの変哲もない畦に煌めいていて、何故か妙に心は躍った。
花言葉は 『あなたのために役立ちたい』 これにもグッときてしまう。
今回はイヌタデに魅せられてしまった、というか、すっかりやられてしまった。
by windy1957 | 2013-10-28 12:32 | memory of Satoyama | Comments(16)

もうひとつの尾瀬 「ぐるっと燧裏林道/後編」 (-_★)キラーン!!

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疲れていたのに、どういう訳か浅い眠りだった。
夜半からの大きな雨音にたびたび目を覚ましたが、天気予報を信じてまたウトウトする。
宿泊客の階段を上り下りする音で目を覚ますと、窓には雨垂れが…。その割には雨音はしない。天気予報通り、早朝にはもう雨は上がっていたようだ。
ザックの荷繕いを済ませ、地図を見ながらボンヤリと今日の行程を辿っていると、朝食のアナウンスが入った。

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by windy1957 | 2013-10-21 17:57 | mountaineering | Comments(31)

もうひとつの尾瀬 「 ぐるっと燧裏林道/前編 」 m(▼皿▼)m ヨロシュウ

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予想していたより秋の訪れは滞っている感じだったが、ダケカンバの黄、ナナカマドの赤、ミズナラの橙はやっぱり目を惹く色合いだ。
今回(恐らく今シーズン最後かな…)の尾瀬行は、ブナの森を縫うように伸びる燧裏林道を辿ることに決めた。いわゆるメジャーなルートとは一味変わって、喧騒を逃れるにはうってつけの 「もうひとつの尾瀬」 に浸れる憧れのルートだ。
先ほどまでの青空が寒風とともに曇天に変わり、ひとりの杣道歩きはちょっと人恋しいが、ブナの森を彷徨いながら想いを巡らすのも悪くない。
未知のルートを独りで? クマとの遭遇? 本当は小度胸で山慣れしていない私だけれど、そんな心根は杞憂に過ぎなかった。
ということで、まずは前編から。
画像は私にしては多いです、40点ほど。レポはサラッと書いたつもりですけど、所々で出ちゃいますね、本音が…。

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by windy1957 | 2013-10-14 13:02 | mountaineering | Comments(30)

里山逍遥 memorandum Ⅱ

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淡き里山。
それは春先の淡さではなくて、秋から冬に向けての静かな淡い情景。
刈り入れも終わって、どことなく晩秋の気配漂う谷津田。聞こえるのは、ただ、虫の小さな鳴き声だけ。
スーッと冷やかな風。そして、ポツン、ポツンとまた雨が。
それは、秋霖にうっすら煙る淡き里山の時間。

by windy1957 | 2013-10-10 14:51 | memory of Satoyama

里山逍遥 memorandum Ⅰ

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もう、ずいぶん前のこと。
10月というのに微かにセミの声。どうしてもそのひとことが言えないまま、他愛のない会話が往ったり来たり。
ほんと、罪だよね。本当はひんやりと蒼ざめ、醒めた横顔を隠してるくせに、ふたりの時間を取り繕ってる。

そんな感傷の思いが、ひとつ、ふたつ。
さながら霞める、暮れそうで暮れない時間

by windy1957 | 2013-10-09 14:00 | memory of Satoyama