pode ser um romance

カテゴリ:memory of Satoyama( 84 )

里山逍遥 memorandumⅣ 「落ち葉のコンチェルト」

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足元には 「たった今落ちました…」 と言わんばかりにイタヤカエデが西陽に透けていた。

樹木にとって葉を落とすということ。
それは、厳しい冬を凌ぐための手段であり、春からの躍動のために備える掛けがえのない生理でもあるのだ。
落とされた葉っぱは、少しずつ時間をかけて土に還り、樹木が生きてゆくための養分となって再び樹体に取り込まれる。樹木(植物)は、私たちのように食を頼って生きる消費者とは違って、自ら養分を生成し、自らを切り削ぎながら成長し、生きてゆく生産者なのだ。
と、まさかそんな理屈を頭に置きながらこのイタヤカエデを撮ったワケではなくて、何故か、アルバート・ハモンドの「落ち葉のコンチェルト」を鼻歌交じりでファインダーを覗き、この被写体と向き合っていた、ということ。
たとえば、こんな感じで。
   
   You turned me on
   so bad that there was only
   one ahing on my mind
   an overnight affair
   was needed at the time



さて、里山逍遥 memorandum も4回目。
HPの頃からお付き合いしていただいている方はすでにお気付きでしょうね。そう、UPしている画像は基本的にリバイバルです。が、まつわるキャプションはすべてリニューアルです。要するに昔の画像を引っ張り出して、再び想いを吹き込んで… っていうことかな。
by windy1957 | 2013-11-27 13:38 | memory of Satoyama

里山逍遥 memorandumⅢ

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台風一過の一日。
午前中の森作業を終えてから、久しぶりに馴染みの里山路を歩いた。
目的のひとつはサクラタデの撮影だったが、悲しいかな、自生地の畦はすっかり刈り払われてしまい、楽しみにしていたサクラタデは見る影も無かった。

清々しい秋晴れとは裏腹に、多少の気落ちを隠せないまま農道を辿っていると、刈り入れの終わった田んぼの畦を紅く染めるほどのイヌタデが目に入った。これといった意図は無かったが、カメラを取り出して構えてみると、これがちょっと意外。ズボンの膝はすっかり泥水に濡れてしまったものの、ファインダーの中にはご覧の情景が浮かび上がっていた。

ふだん見向きもしないイヌタデが、なんの変哲もない畦に煌めいていて、何故か妙に心は躍った。
花言葉は 『あなたのために役立ちたい』 これにもグッときてしまう。
今回はイヌタデに魅せられてしまった、というか、すっかりやられてしまった。
by windy1957 | 2013-10-28 12:32 | memory of Satoyama | Comments(16)

里山逍遥 memorandum Ⅱ

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淡き里山。
それは春先の淡さではなくて、秋から冬に向けての静かな淡い情景。
刈り入れも終わって、どことなく晩秋の気配漂う谷津田。聞こえるのは、ただ、虫の小さな鳴き声だけ。
スーッと冷やかな風。そして、ポツン、ポツンとまた雨が。
それは、秋霖にうっすら煙る淡き里山の時間。

by windy1957 | 2013-10-10 14:51 | memory of Satoyama

里山逍遥 memorandum Ⅰ

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もう、ずいぶん前のこと。
10月というのに微かにセミの声。どうしてもそのひとことが言えないまま、他愛のない会話が往ったり来たり。
ほんと、罪だよね。本当はひんやりと蒼ざめ、醒めた横顔を隠してるくせに、ふたりの時間を取り繕ってる。

そんな感傷の思いが、ひとつ、ふたつ。
さながら霞める、暮れそうで暮れない時間

by windy1957 | 2013-10-09 14:00 | memory of Satoyama

里山逍遥 No9/往く夏の情景

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今夏も田んぼの畦にミゾハギが咲き出した。
毎年お馴染みの光景だが、ついついカメラを向けてしまう。
そこは車の往来の多い県道沿いで何となく気恥ずかしかったが、ファインダーに浮かび上がったミゾハギの色合いに、いつしか往く夏を感じていた。

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by windy1957 | 2013-08-22 23:33 | memory of Satoyama | Comments(10)

里山逍遥 No8 「小さな谷に舞い降りた春」

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もうそろそろかな、とカメラと数本のレンズをバックに詰め、いつも通っている森の小さな谷へ車を走らせた。
あたりはまだ枯れ色で、お目当ての愛おしい花の気配はちょっと薄い。「まだ早かったかな…」 と思った瞬間、枯葉の上にすっきりと開いた薄紅色の花弁が目に飛び込んだ。

今年も逢えた。
それは、この森の小さな谷にひっそりと花を付けるオオミスミソウだ。
春まだ浅い雪国では、スハマソウ、ミスミソウと並んで色とりどりの 美しい花を林床に咲かせる。
今春は思いのほか花粉が飛び交っているという。鼻水、なみだ目、クシャミにも負けず、小さな谷にはシャッターの音だけがいつまでも響いた。

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by windy1957 | 2013-03-12 23:00 | memory of Satoyama | Comments(18)

里山逍遥 No7 「侵略的外来種の憂鬱」

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鮮やかな赤い嘴と大きな眼。翼には赤や黄色、鶯色の縞模様を配した美しい小鳥。
その名はソウシチョウ。
集団や番で仲良く行動することから 「相思相愛」 = 「ソウシチョウ」 というのが名前の由来らしい。
本来の生息地は中国や東南アジアということだが、飼い鳥として日本に輸入されたものが 「篭脱け鳥」 つまり、逃げ出して繁殖し野生化してしまったのだ。
ところが最近では 「侵略的外来種ワースト100」 という嬉しくないレッテルを貼られてしまい、少々厄介者扱いされている。
そのソウシチョウが、最近、こちらの森でも観察されるようになった。
君たちに罪はないだろうに… できれば、この森に棲んでいる本来の小鳥たちとうまく棲み分け、そしてこの森に馴染んでほしいと思った。
今回は、そんな里山逍遥を綴ってみたい。

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by windy1957 | 2013-02-09 16:41 | memory of Satoyama | Comments(12)

里山逍遥No6  「その名もエレガンス」

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年末年始の忙しなさをずっと引きずってましたけど、お久しぶりです。
正月休みも1日だけだったけど、ここへ来て、なんとなくホッとして、なんとなく一息ついて、なんとなくblogを書いてみようかなと。

ところで、森遊びの友人情報によると、今冬は冬鳥の当たり年らしい。
撮影に熱かった頃は、終日カメラを構え、森の片隅で冬鳥を待ったものだが、さすがにそれほどの辛抱はない。それでも冬鳥の情報を聞くと週末の里山歩きが待ち遠しくなる
ということで、相変わらずの里山逍遥だけど、森の話、冬鳥の話をちょっと。

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by windy1957 | 2013-01-14 16:46 | memory of Satoyama | Comments(12)

里山逍遥 No5  「森の話をしよう」 (ё_ё)キャハ

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秋から冬は、いつもの里山に還る。
冬山や雪山が嫌いなワケでもないのだが、この時季は冬鳥など探しながら、カサカサと落ち葉の森歩き。
これってやっぱり飽きないね。
ということで、週末のフィールドから、森の話をちょっと。

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by windy1957 | 2012-12-04 17:54 | memory of Satoyama | Comments(18)

里山逍遥 No4 「いつもの森で、探す秋」 (・・*)(*・・)キョロキョロ

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楽しみにしていたアオハダが、いつものように真っ黄色に色付いた。
これといった山歩きをしているワケではないが、それでも結構週末はあちこち出歩いている。
この時季、高い山々に比べれば、紅葉(黄葉)はまだまだ本格的ではないが、それでもヤマコウバシやアオハダ、ウリカエデ、オトコヨウゾメの色付きはハッとするほど美しく染まっている。
今回は、久々に歩き慣れた森からお馴染の色合いをレポしよう。

*PC画面によっては、画像やキャプションが正常に配置されていない場合があるかも知れません。

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by windy1957 | 2012-11-20 17:09 | memory of Satoyama | Comments(10)