pode ser um romance

カテゴリ:memory of Satoyama( 80 )

夏は往く

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夏のトンボを撮りにこの川辺に来たけれど、カメラを向ける機会はまったく無かった。
サラサラと涼しげな音をたてる早瀬に釣り糸を垂れるオジサン。咄嗟に浮かんだ 「 夏は往く 」 というフレーズに、思わずカメラを向けたのがこの一枚。

陽の落ちた庭先の暗がりでは、早くもカネタタキが鳴いていた。
虫たちの世界では、密かに、そして紛れも無く秋の時間がもう流れているんだね。


Canon EOS 5D MarkⅡ
TAMRON SP AF90mm f/2.8 Di Macro

by windy1957 | 2015-08-19 20:07 | memory of Satoyama

あの頃の夏

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「私の心は夏模様」
あの頃の夏、男の子たちは夢中で追いかけましたよね、ミヤマクワガタ。


Nikon D300
AF-S Micro Nikkor 60mmf/2.8G ED

by windy1957 | 2015-08-13 18:31 | memory of Satoyama

里山逍遥 2015 June NoⅡ

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「 物憂げな6月の雨にうたれて 」
ミスチルの詩を口ずさみながら、しとしと雨の里山を歩いた。ちょっと出番は少ないけれど、お気に入りのズームレンズをカメラに付けて傘も差さずに田んぼを撮った。
森の木立の向こうに薄ら煙る田んぼの風景は、まさに水色の6月って感じだ。



Nikon Df
AF-S VR NIKKOR 70-200mm 1:2.8G

by windy1957 | 2015-06-27 11:11 | memory of Satoyama

里山逍遥 2015 June

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久々の里山レポ。
というか、スミレばっかり追いかけていてサボっていただけのことなのだが。風薫る季節はあっという間に過ぎて、気が付けば水色の6月じゃないですか。
そういえば、この時期はヒオドシチョウの季節でした。そして、とっても偶然。外秩父、馴染みの森を訪ねたら今が旬のヒオドシチョウがそこかしこにいて、あっという間に捕虫網にカメラぶら下げたあの頃のオジサンに戻ってしまう。当時は垂涎の的だった緋色の姿態。やっぱりこんな出会いには弱い、というか、時めいてしまう。
愛用の一眼デジはそのままに、コンデジでそーっと近づいて撮った一枚がこれ。

ということで里山逍遥。
ちょっと旬を過ぎたカットに今が旬のカットを合わせて5点ほど。宜しかったらどうぞ。

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by windy1957 | 2015-06-09 21:34 | memory of Satoyama

久々の里山逍遥です。

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つい、疎かになってましたね、とーっても身近な里山歩き。
今回は、馴染みのフィールドからちょっと足を延ばして興味津々、手探りの里山逍遥。予期せぬ嬉しい再発見、やっぱり歩けばあるもんですね。
画像は12枚ほど。キャプション少なめのダイジェストでどうぞ。

<武蔵村山市 : 野山北・六道山公園>

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by windy1957 | 2014-11-06 23:59 | memory of Satoyama | Comments(4)

里山逍遥 No18 「想いめぐるチョウたち」

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< ベニシジミ Lycaena phlaeas >

早春から晩春まで、普通に見られるルビー色の愛らしいシジミチョウ。
私にとって、カメラ片手に里山歩きをするキッカケにも繋がった思い入れの強いチョウだ。
ご覧のカットは白馬山麓で撮ったものだが、よほど美味しい蜜だったのか、アサマフウロに顔を埋めたままいつまでたっても飛び去ろうとはしなかった。

Nikon D800E
105mmF2.8 Macro



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< サカハチチョウ Araschnia burejana >

漢字で書けば「逆八蝶」
名の由来は、通常の静止状態ではご覧のとおり翅の白い帯が逆さ八の字に見えることに因んでいる。埼玉県内では、西部地域の丘陵帯から山地帯にかけて会うことができる。
春型と夏型ではまったく色合いが異なるのもこのチョウの特徴で、ご覧の画像はシックな夏型の装い。
北海道にはこのチョウにそっくりな 「 アカマダラ 」 というチョウがいる。

Nikon D800E
70-200mmF2.8 Macro


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< スジボソヤマキチョウ Gonepteryx aspasia >

名前の意図するところは “翅の先端が細く尖った山にいるチョウ” といったところだろうか。
一見、普通種のキチョウとかモンキチョウのように見られるが、なかなかどうして、埼玉県では秩父地方の山間地まで行かないと会うことができない筋金入りの山地性のチョウでもある。
チョウに熱をあげていた若かりし頃、このチョウに初めて出会った夏の終りの信州の高原、あの時の情景は今でも忘れられない。

Nikon D800E
70-200F2.8 Macro


by windy1957 | 2014-09-01 13:06 | memory of Satoyama

里山・晩夏の密かな装いⅢ

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< レンゲショウマ >

晩夏の頃になると、やっぱりこの花が気になる。
観光の目玉としてこの花の群生を手厚く保護している場所もあるが、あまりにも人が多く俗化していて撮影するには興醒めしてしまう。
私が秘密にしているレンゲショウマの撮影スポットは、外秩父山系の一角にある森だが、見物者はおろか撮影者に会うこともまったく無い。
林道を登り詰めた所で車を停め、そこから三脚を抱えて歩き出す。雨上がりの蒸し暑い森の中、遠目にもレンゲショウマの咲く姿が確認できた。株数こそ数えるほどだが、花付きはちょうど旬な感じだ。カメラをセットし、ファインダーで覗くと、蕊もしっかり残った薄紫色の花弁がすっきりと浮かび上がった。
誰もいない静かな森。
とっても贅沢で至福のひと時。レンゲショウマを独り占めの時間はゆっくり流れた。


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< ソバナ >

辛うじてこの花との再会にも間に合った。
レンゲショウマの撮影ポイントへの道すがら、出会うソバナはほとんど終盤の状態で、気持ち的に撮影は半ば諦めていた。
森の中を歩き回っている頃、天気はゆっくりと回復し、薄らと陽が射しこむようになると辺りの緑が急に躍動的に映りだした。そして、大きなミズナラの根元にはご覧のソバナが凛と立っていた。


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< キツリフネ >

キツリフネって、つくづく撮影し難い花だと思った。
群生を撮ろうにも、花があちこち向いていてどうにもまとまらないし、マクロレンズで狙ってもどうも気に入らない。あちこちから撮ってみたけどなんかしっくりこなくて 「 もういいや 」 って思い始めた頃、いい感じに陽が射し始めた。
とっても残念だったのは花弁の先端の雫。これがピンボケでなければ、ピリッと引き締まった画像になったのに…。


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< アオイトトンボ♀ >

昔はこんなふうにトンボやチョウを撮り歩いた時期があった。
その頃は、花々の撮影にはそれほど興味は無かったので、どんなふうにしたらカッコよく虫たちが撮れるか、そんなことばかり考えていた気がする。
アオイトトンボはそれほど珍しいトンボではないが、どこでも見られるトンボでもない。あえてこのトンボを撮りに行こうと思ったことはないが、ふとした時に… 咄嗟に… というのがこのトンボに寄せる想いかも知れない。
アオイトトンボをあちこちで目にするようになると、色づく秋はもう目の前だ。


続く
by windy1957 | 2014-08-27 14:41 | memory of Satoyama

里山・晩夏の密かな装いⅡ

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<アケボノソウ>

そこは、何の変哲もない田んぼ脇の畦地だったが、ツリフネソウやフジバカマとともに咲いていたのは意外にもアケボノソウだった。
私にとっては思いがけない出会いだったが、信州あたりの里山(白馬山麓)では特段珍しいことではないのかも知れない。
近くのお宅で庭作業をしていたご婦人にアケボノソウのことを訪ねると 「 あちこちに普通に咲いていたけどねぇ… 」 とのこと。
羨ましいというか、拍子抜けというか…。 去年はこの花を撮りに、わざわざ群馬のとある湿原まで出掛けた。ま、所変われば何とかやら… ということなんだろうが、それにしても宝探しのような信州の里山歩き。早くも来シーズンへの想いがどんどん膨らんでいく。


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<カラマツソウ>

まだ花を展開する前の状態だが、バックがいい感じに抜けていたので200mmのズームマクロで撮ってみた。普段、あまり持ち歩かないレンズだが、F値が明るいということと、露出によってはボケ味がいい感じになるので気に入っているレンズだ。ただ、重たいのがちょっとね…。


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<ツルニンジン : ジイソブ>

林縁に咲いていたキツリフネを撮っていると、ふいに後ろから 「 そのあたりにジイソブでも咲いてませんか? 」 と声を掛けられた。藪から棒に変なオジサンだなぁ… と思いながらも 「いいえ 」 と返すと、何も言わずさっさと立ち去ってしまった。
ったく… と呟きながらの戻り道。先ほどのオジサンが、今度は道脇の藪の前で屈んでいた。その状況からしてすぐに察しがついた。オジサンの構えたカメラの先には、ご覧のツルニンジン(ジイソブ)が、ひっそりと隠れるように咲いていた。


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<ヤマジノホトトギス>

そろそろかな、って覗いた森。
実はもっとたくさん咲き出していると思ったが、出会ったのはご覧の一輪だけだった。それでも約束どおりに再会できるのはやっぱり嬉しいもの。ご覧のカットは、藪蚊に刺されながらもめげずに撮った一枚だ。

続く
by windy1957 | 2014-08-26 17:05 | memory of Satoyama

里山・晩夏の密かな装いⅠ

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<ヨメナ>

以前は日課のように歩いていた里山の小径。
今シーズンはスミレの追っかけに始まり、ふとした思惑もあって植物の撮影熱が高じてしまい、例年になくあちらこちらに出向いている。お蔭で、マイフィールドである里山逍遥もすっかり疎かになってしまい、季節の移ろいとともに見過ごしてしまった被写体もちらほらと。
ま、言い訳はともかく、愛用のマクロレンズがやっと修理から上がってきたこともあり、出来栄えは別として今回から数回に分けて馴染の里山植物たちの旬を紹介したいと思う。
林縁の小さな道、田んぼの畔道、森に続く小径。密かに秋の気配を感じながら狙ったカット、そんな想いが伝われば幸いです。




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<ツリフネソウ>

夜明けの頃は音をたてて降っていた雨も、すっかり止んで薄日が差すほど回復してきた。
ファインダーに浮かぶツリフネソウに、シャッターを押すまいかどうしようかと思っていた矢先、一瞬、眩しい朝陽があたりを包み込んだ。


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<サラシナショウマ>

この時季、ちょっとした山道で見かける白いブラシのような花姿は印象的なので、多くの方がご存知の植物だろう。
「ショウマ」とは生薬のことで、解熱、解毒に効能があるという。若菜は山菜でもあり、茹でてから水にさらして食用にするらしいが、私はまだ試したことがない。


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<ルイヨウボタンの実>

ルイヨウボタンも今シーズンは花の時期に会えなかった。濃い瑠璃色の実を見た時に、この森ではじめてルイヨウボタンに出会った時の懐かしい時間が甦った。


続く
by windy1957 | 2014-08-25 12:57 | memory of Satoyama

里山逍遥 No17 「水無月の蜻蛉たちに想う」

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週末の町を抜け出して、広い耕地に伸びる農道をしばらく走ると、河畔林の向こうに沈下橋が見え始める。
まとわり付くような川風の匂い、早瀬を逃げる小魚の群れ、川面すれすれに散ってゆくカゲロウたち。
何年振りだろう、陽射しが燦々の河原でトンボたちと過ごす時間なんて…。

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by windy1957 | 2014-06-02 11:58 | memory of Satoyama | Comments(16)