pode ser um romance

カテゴリ:memory of Satoyama( 83 )

夏の行方

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まだ梅雨も明けていないというのに、田んぼの畦には今を盛りとミソハギが咲いていた。本来ならば8月も半ば、お盆の頃が見頃だったような気もするが、とにかく今シーズンは花々の目覚めが早い。
鳴きしきる蝉、陽炎と草いきれの中の過酷な下刈り。汗のしたたり落ちるあの暑い夏が、何故か懐かしい。


DSC-RX 100Ⅱ

by windy1957 | 2016-07-21 22:01 | memory of Satoyama

追想の渓

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「端境期だけど、何か撮れますよ」
フィールドへ出ればいつも前向きなその人は、見落としてしまいそうな些細な花姿でさえ熱心にカメラを向けている。7月の半ば、はじめて案内された林道。特段撮るものも無くひとり離れて見下ろす渓。
「ごめんなさい、イマイチですよね」
渓にカメラを向ける私の姿が、冷めてるかのように映ったのだろう。本音を言えば、さして興味も湧かず、ちょっと期待外れといった心境だったけど、取り繕って裏腹の笑顔。
梅雨の晴れ間にひんやり緑落す渓。もう随分前のことだけど… 覚えてる?


Canon EOS 5D MarkⅡ
SP AF90mm f/2.8 Di Macro [TAMRON]

by windy1957 | 2016-07-11 19:34 | memory of Satoyama

甘い香りでハート型

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山道(特に沢筋など)を歩いていると、時折、キャラメルのような甘い香りに包まれることがある。そんな時は、きっと近くでハート型の葉っぱを対生に付けたカツラの樹が見つかるはずだ。
透過光に美しい結葉が印象的なカツラは、「甘い香りでハート型」 こんなふうにセットで覚えてしまえば忘れない。


Nikon Df
SP AF 70-200mm f/2.8 Di LD Macro [TAMRON]

by windy1957 | 2016-05-25 16:42 | memory of Satoyama

観察会でのひとコマ

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ある観察会でのひとコマ。
若い女性が手にしていたのはカナヘビだった。怖がるわけでも毛嫌いするわけでもなく、まるで懐かしむかのように手に乗せて遊んでいる。
ずーっと前だけど、あったよね、そんな時間(時代)。今ではカエルと目が合うだけでもビクッとしてしまう有り様。なんてひ弱な私なんでしょう(笑)


Nikon D800E
AF-S Micro Nikkor 60mm f2.8G ED

by windy1957 | 2016-05-16 15:20 | memory of Satoyama

里曲のあたり

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それは心の原風景。
カタクリを撮りながらギフチョウを追っていると、パッと森が開け、その先にはご覧の風景が広がっていた。


Nikon Df
SP AF 70-200mm f/2.8 Di LD Macro [TAMRON]

by windy1957 | 2016-04-26 23:55 | memory of Satoyama

皐月の花影

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ほんとうは気になっているけれど…
確か、シダの生い茂るあの倒木の影のあたり。きっと、人知れず咲いているんだろうね。


Nikonn D300
AF-S Micro Nikkor 60mm f/2.8G ED

by windy1957 | 2016-04-20 13:57 | memory of Satoyama

Em um dia chuvoso

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その日は、朝からシトシト雨だった。
とある研究会のメンバーから 「森を案内して欲しい」 と頼まれていたので、小一時間ほどの森案内。晴れていれば気の早い夏鳥たちの囀りも期待できたし、林床の花々もさぞかし可憐に映ったことだろう。
でも、雨の日だってそれなりに素敵だな、って思った。人前でネタを喋る前に、こっそり見つけた自分なりの新発見もいくつかあったりして。つまり、そういうことって、心の在り様次第なんだと。
昼過ぎも雨。
メンバーと解散した後、もう一回り雨の森を歩いてみようと思った。


Nikon D300
AF-S Micro Nikkor 60mm f/2.8G ED

by windy1957 | 2016-04-18 15:58 | memory of Satoyama

菜の花畑の向こう

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彼のスミレたち、いっぱい咲いているんだろうね。
この菜の花畑の先の小さな丘、あの橋の袂に続く畦、そして、あの森の緩やかな下り坂。きっとドラマはもう始まっている。そんな場所にいつまでも身を置いて、春の精たちと戯れたいね。


Nikon Df
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm f/2.8G (IF)

by windy1957 | 2016-04-15 21:02 | memory of Satoyama

鶸萌葱   A primavera encantada

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それは一瞬の、とっておきの色だと思う。
その色を表現をするには 「緑」 という言葉だけではもったいなくって、あれこれいろいろ探してみた。
若苗、萌葱、松葉… そして、「鶸萌葱」 という色にたどりついた時は、思わずハッとした。


Nikon D800E
AF-S Micro Nikkor 105mm f/2.8G ED

by windy1957 | 2016-04-13 22:39 | memory of Satoyama

さらさら いくよ

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「春の小川はさらさらいくよ」 ファインダーの中はそんなイメージで広がった。春真っ盛りの田んぼの畔を歩くのはなんとなく心が躍る。楚々と咲くタネツケバナやナズナの点景も、麗らかで不思議と詞的に映ってくる。


Nikon D300
AF-S Micro Nikkor 60mm f/2.8G ED

by windy1957 | 2016-03-29 12:11 | memory of Satoyama