pode ser um romance

カテゴリ:memory of Satoyama( 80 )

落ち葉の行方

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落ち葉サクサクの森歩き。
何が楽しいって? 枯れ葉でも、木の実でも、冬芽でも… 理屈じゃなくって、それぞれの在り様が自己主張だし、発見だし、なによりもただ単にそれらに触れることのできる時間、これが私にとって大切なこと。
で、落ち葉の行方? 本当はアカデミックな題材だけど、たぶん自己満足の講釈になると思うので、またの機会にゆっくりとね。


DSC-RX 100Ⅱ
by windy1957 | 2016-11-23 20:03 | memory of Satoyama | Comments(0)

ところで里山では…

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山では紅葉も終わりかけているというのに、マイフィールドの里山ではご覧の塩梅。木の葉たちは色付きも儘ならず、このまま葉を落とし冬を迎えてしまうのか。
ともかくファインダーの中は、夏のような秋の気配のような曖昧な空間なのですが、目先のコナラのてっぺんではモズだけはしっかり主張しているんです。
モズの高鳴き75日、もうすぐ霜が降りるというのにね。


Nikon- Df
SP AF28-75mm f/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] Macro TAMRON

by windy1957 | 2016-11-07 17:38 | memory of Satoyama | Comments(4)

麗しのレモンイエロー

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マルバカエデ (ヒトツバカエデ) は大好きなカエデ類のひとつ。その上品な色合いの黄葉はまさに絶品。ここ数年、馴染のフィールドではマルバカエデの黄葉の見頃とタイミングが合わず、その度に惜しい思いをしていたが今シーズンは落葉寸前でぎりぎりセーフ、辛うじて間に合った。
里山ではアオハダ、山地ではマルバカエデ、この2種は理屈抜きに魅入ってしまう黄葉の代表選手として挙げたい。
「麗しのレモンイエロー」 どうです、タイトルもちょっとシャレてるでしょ。


Nikon Df
AF-S VR Zoom ED70-200mm F/2.8G [IF]

by windy1957 | 2016-11-04 12:02 | memory of Satoyama | Comments(2)

秋から冬にかけての主張

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写真はヤマコウバシという樹木の黄葉。
晩秋から初冬にかけての里山歩き。森では、コナラやイヌシデ、アオハダたちが競って黄葉(紅葉)する中で、渋めのややくすんだ黄葉が目に入る。試しにその葉っぱをちぎって揉んでみる。胡椒のような生姜のような香りが仄かにすれば、それはたぶんヤマコウバシだ。
別名ヤマコショウ。その名の由来も、葉っぱの匂いが起因しているのだろう。ヤマコウバシは冬になっても葉を落とすことなく、冬枯れの森でもその存在を主張しているかのようだ。ある地域では、葉を落とさない 「落ちない」 という縁起担ぎから、受験生のお守りとして重宝されているという。
花々を追いかけた山歩きを懐かしむ頃、葉っぱ一枚、木の実ひとつに思いを寄せる森歩きへと季節は移ろいでゆく。


Nikon D300
SP AF90mm f/2.8 Di Macro TAMRON

by windy1957 | 2016-10-27 09:04 | memory of Satoyama | Comments(2)

里山閑話

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蜘蛛の話をひとつ。
観察会などで意外と重宝な題材となってくれるのが蜘蛛。ご覧の蜘蛛はジョロウグモといって、大概の場所で普通に見られる蜘蛛だが、これがなかなか面白い。ちなみに写真上方の小さな蜘蛛がオス、メスとはこれほどの体格差がある。
たとえば、観察会でこの蜘蛛を見つけたら、その巣網を差して参加者にこんなふうに問いかけてみる。
「蜘蛛って、どうして自分の巣網には絡まないの?」
とか、「どうしていつも下を向いているの?」
といった具合に。
蜘蛛が自分の巣網に絡まないのは、巣網の縦糸と横糸の成分に秘密がある。ご覧の写真では縦糸は細くてほとんど見分けられないが、中心から放射状に張られた縦糸は粘らないため、蜘蛛はこの縦糸に脚を掛けて不自由なく移動している。一方、獲物はネバネバの横糸に絡んでしまい、まんまと餌食になってしまうというワケだ。巣網を張る位置だって決して気紛れでじゃなくて、実は入念な下見があってのこと。獲物が現れそうな空間を周到に物色し、準備万端、すべて条件が整った段階でようやく巣網の設計に入る。ただひたすら待つだけの典型的なまちぶせスタイルだから、少しでも効率よく獲物を獲らねばならない。蜘蛛にとって、巣網の造作は生死に関わる問題なのだ。
また、写真からもお分かりのように蜘蛛が自分の巣網上でいつも下を向いているのは、重力に任せて容易く獲物に移動できるためだ。だから、特にジョロウグモの巣網は下方に向かって面積が広く造作されているのが特徴、これもすべて計算づくめ。
肉食系である蜘蛛は、森の生態系では隠れた第一人者ともいえる。その怪しげな容姿から愛着を持てる方は少ないかも知れないが、フィールドワークの折、蜘蛛の巣網を見つけたらちょっと立ち止まって観察してみてほしい。曲者であり愛嬌者でもあるそんな蜘蛛の一端が、ひょっとしたら垣間見えるかも知れない。


Nikon D300
AF-S 70-200mm f/4G

by windy1957 | 2016-10-20 12:20 | memory of Satoyama | Comments(2)

秋霖里山

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しとしと降ってます。
里山の風景は、秋霖。どことなく寂しくて、哀しいような… それも心の在り様なのかも。


Nikon Df
AF-S VR Zoom ED 70-200mm f/2.8G[IF]

by windy1957 | 2016-09-23 13:15 | memory of Satoyama | Comments(0)

畦道の点景

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朝からどんより曇り空。
とびきり気乗りがする訳でもないけれど、カメラや観察道具をザックに詰めて家を出る。行き先は山間の田んぼと決めていた。夏も終りの頃なので、いくつか想いを寄せる被写体にも出会えるはずだった。けれど、見事に当てが外れてしまい、カメラの出番はまったく無い。
田んぼの畔に腰を下ろし、遠く山裾に飛んでいるトビをぼんやり眺めてる。ご覧のエノコログサは、この日にカメラを向けた唯一のカットだ。


Canon EOS 5D MarkⅡ
SP AF90mm f/2.8 Di Macro TAMRON

by windy1957 | 2016-09-12 17:40 | memory of Satoyama | Comments(0)

夏の行方

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まだ梅雨も明けていないというのに、田んぼの畦には今を盛りとミソハギが咲いていた。本来ならば8月も半ば、お盆の頃が見頃だったような気もするが、とにかく今シーズンは花々の目覚めが早い。
鳴きしきる蝉、陽炎と草いきれの中の過酷な下刈り。汗のしたたり落ちるあの暑い夏が、何故か懐かしい。


DSC-RX 100Ⅱ

by windy1957 | 2016-07-21 22:01 | memory of Satoyama

追想の渓

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「端境期だけど、何か撮れますよ」
フィールドへ出ればいつも前向きなその人は、見落としてしまいそうな些細な花姿でさえ熱心にカメラを向けている。7月の半ば、はじめて案内された林道。特段撮るものも無くひとり離れて見下ろす渓。
「ごめんなさい、イマイチですよね」
渓にカメラを向ける私の姿が、冷めてるかのように映ったのだろう。本音を言えば、さして興味も湧かず、ちょっと期待外れといった心境だったけど、取り繕って裏腹の笑顔。
梅雨の晴れ間にひんやり緑落す渓。もう随分前のことだけど… 覚えてる?


Canon EOS 5D MarkⅡ
SP AF90mm f/2.8 Di Macro [TAMRON]

by windy1957 | 2016-07-11 19:34 | memory of Satoyama

甘い香りでハート型

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山道(特に沢筋など)を歩いていると、時折、キャラメルのような甘い香りに包まれることがある。そんな時は、きっと近くでハート型の葉っぱを対生に付けたカツラの樹が見つかるはずだ。
透過光に美しい結葉が印象的なカツラは、「甘い香りでハート型」 こんなふうにセットで覚えてしまえば忘れない。


Nikon Df
SP AF 70-200mm f/2.8 Di LD Macro [TAMRON]

by windy1957 | 2016-05-25 16:42 | memory of Satoyama