pode ser um romance

だれの仕業なの?

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作業に向かう森の小径はコナラの落ち葉でいっぱい。
”落ち葉”と書いたが、正確には切り落とされた葉っぱということになるだろう。だれが何のために? その犯人はハイイロチョッキリというゾウムシの仕業だ。
落とされた葉っぱに付いたドングリの殻斗には、よく見ると小さな穴(食痕の後)がある。ハイイロチョッキリはその小さな穴に卵を産み付け、すかさずドングリを葉っぱごと切り落としていたのだ。その訳が知りたくていろいろ調べてみたが、一般的には 「樹木の生体防御機構を回避するため」 という説が有力のようだ。つまり、より確実に安全に幼虫が育つためには、樹木の持つ防衛戦略を絶つ必要があり、そのためにハイイロチョッキリがとった手段が、樹木本体からドングリを切り離すことだったのだ。
人の小指の爪ほどの小さな虫と樹木との攻防。知恵比べというか、先手必勝というか、ちょっと視野を広げた散策を心掛ければ、森の中ではこんなドラマが日常的に繰り広げらている。


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by windy1957 | 2017-08-28 11:24 | memory of Satoyama | Comments(2)
Commented by かぜくさ at 2017-10-01 22:58 x
こんばんは♪
大変御無沙汰しています。
ハイイロチョッキリが小枝ごと切り落とすのには、こうした理由があったのですね!
確かに植物と虫たちの攻防はいつもどこにでもありますね。
勉強になりました、ありがとうございました。
Commented by windy1957 at 2017-10-02 11:25
かぜくささん、ありがとうございます。
こちらこそご無沙汰しておりますが、お変わりありませんか。
ハイイロチョッキリの「葉落とし」の光景は、晩夏の頃の風
物詩みたいなものですね。大方の印象が強風による落ち葉、
という見方だと思いますが、実は「生存戦略」だったみたい
です。樹木の防御物質がハイイロチョッキリの生育に影響し
ないための仕業。なかなか面白いですね。