pode ser um romance

週末はスミレに会いに revisitado Ⅵ

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ゲンジスミレ(V.variegata) 2007.Apr.14
Nikon D200
SP AF90mm f/2.8 Di Macro TAMRON



会いたいスミレは日毎に増え、4月、5月の毎週末は図鑑片手に愛車を駆ってフィールドへ出向いていた。その頃、私にとってゲンジスミレは珍稀種のひとつで垂涎の的でもあった。
偶然仕入れたそのポイントは、中央高速道沿線にあるハイカーで有名な山だった。頂を目指す登山道さえ間違えなければ比較的容易く見つかるということもあり、意気揚々とそのポイントを目指した。でも、現実は甘かった。私が辿ったのは北斜面の登山道、日陰の急斜面にはタチツボスミレがやっと見つかる程度だ。頂上に辿り着くまでの登山道には、ゲンジスミレはおろか、淡い期待を抱いていたイブキスミレやヒメスミレサイシンなど影も形も無い。その理由は簡単で、登山ルートを勝手に決めつけてしまった自分の判断ミス。北斜面と南斜面ではスミレを含めた植生がまったく違うということを後で知ったのだ。とんだお笑い話である。
すっかり意気消沈した帰り道。ダメ元で大月ICを下り、別ルートでその山の麓を目指した。気を取り直して登山道を駆け上がってみたが、どうやらここも当てが外れたようだ。 「今日はこれまでか…」 とカメラを仕舞い、靴を履き替えて車を走らせた数分後、ご覧のゲンジスミレが道路脇に無造作に咲いる光景と出会う。嬉しいというか、咄嗟のプレゼントというか、呆気にとられてしまったというか… いつもギリギリのところでご褒美が貰えるスミレ巡り。それも飽きのこない秘訣なのかも知れない。
by windy1957 | 2016-12-26 17:18 | wild plant | Comments(0)