pode ser um romance

だれの仕業なの?

b0255992_185873.jpg
森を歩いていると、よく出会う光景。
トチノキの根本では、こんなふうに果皮の割れたトチの実がたくさん見つかる。でも不思議。肝心の中身(果実)がほとんど見つからないのだ。
何故だろう。一説には、「 野ネズミやリスたちによって運ばれ、地中に貯蔵される 」 との見解もあるようだが、果たしてご覧のカットも彼らたちの仕業なのだろうか。
ところでこのトチの実、見た目はいかにも美味しそうだけど、実際はサポニンという毒成分を含んでいるためこれを常食とする動物はいないらしい。トチノキの防衛戦略としてはしてやったりのはずだったが、人類の出現によって思惑が外れた。縄文人はこのトチの実をアク抜きして食料としていたのだ。
「 アク抜き 」 という手法、これはある意味、自然界・生態系のルール違反といえるが、今を遡る縄文人たちはトチの実の防衛戦略を突破した唯一の存在(動物)といえる。
講釈はほどほどにして、たとえトチの実ひとつでもこんなふうに想いを巡らす森歩き、やっぱり飽きないね。


Canon EOS 5D MarkⅡ
TAMRON SP AF90mm f/2.8 Di Macro

by windy1957 | 2015-08-20 21:06 | memory of Satoyama