pode ser um romance

里山・晩夏の密かな装いⅡ

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<アケボノソウ>

そこは、何の変哲もない田んぼ脇の畦地だったが、ツリフネソウやフジバカマとともに咲いていたのは意外にもアケボノソウだった。
私にとっては思いがけない出会いだったが、信州あたりの里山(白馬山麓)では特段珍しいことではないのかも知れない。
近くのお宅で庭作業をしていたご婦人にアケボノソウのことを訪ねると 「 あちこちに普通に咲いていたけどねぇ… 」 とのこと。
羨ましいというか、拍子抜けというか…。 去年はこの花を撮りに、わざわざ群馬のとある湿原まで出掛けた。ま、所変われば何とかやら… ということなんだろうが、それにしても宝探しのような信州の里山歩き。早くも来シーズンへの想いがどんどん膨らんでいく。


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<カラマツソウ>

まだ花を展開する前の状態だが、バックがいい感じに抜けていたので200mmのズームマクロで撮ってみた。普段、あまり持ち歩かないレンズだが、F値が明るいということと、露出によってはボケ味がいい感じになるので気に入っているレンズだ。ただ、重たいのがちょっとね…。


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<ツルニンジン : ジイソブ>

林縁に咲いていたキツリフネを撮っていると、ふいに後ろから 「 そのあたりにジイソブでも咲いてませんか? 」 と声を掛けられた。藪から棒に変なオジサンだなぁ… と思いながらも 「いいえ 」 と返すと、何も言わずさっさと立ち去ってしまった。
ったく… と呟きながらの戻り道。先ほどのオジサンが、今度は道脇の藪の前で屈んでいた。その状況からしてすぐに察しがついた。オジサンの構えたカメラの先には、ご覧のツルニンジン(ジイソブ)が、ひっそりと隠れるように咲いていた。


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<ヤマジノホトトギス>

そろそろかな、って覗いた森。
実はもっとたくさん咲き出していると思ったが、出会ったのはご覧の一輪だけだった。それでも約束どおりに再会できるのはやっぱり嬉しいもの。ご覧のカットは、藪蚊に刺されながらもめげずに撮った一枚だ。

続く
by windy1957 | 2014-08-26 17:05 | memory of Satoyama