pode ser um romance

週末はスミレに会いに2014 「上州&信州 Pin Point なスミレハント」

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上州&信州の麗しの森をピンポイントで歩いてきた。
目的はまだまだ懲りずにスミレだけど、さすがにあの山この谷というワケにはいかない。時にはヘロヘロになりながら山道を辿ったけど、やっぱり待っていてくれましたね、可憐で愛しいスミレたちが。
ということで最新レポをどうぞ。
画像は私にしてはちょっと多めの28枚。例によって愚痴ったり、講釈ったりもあるけれど、ま、程々に読み流していただければ、ということで。





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手軽だなぁ… と気軽に眺めてた登山道だけど、登り始めたらあっという間にヘロヘロ。
尾根道ではウラジロヨウラクが初夏の風に揺れていた。
 (Thank you for YOSHIKORON )



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花が終わった後のセリバオウレンを撮る機会はあまりない。
こうしてみると、果実もなかなかいい感じじゃない?



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タケシマランのこんなカットも、この時期ならではのもの。



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吹き出す汗を拭って見上げれば、オオカメノキの結葉に夏の気配が漂ってる。



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再会のサンカヨウ No1



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再会のサンカヨウ No2



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思いもよらずリュウキンカと出会う。ファインダーを覗くと、瞬く間に雲間から陽射しが注いだ。



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まだまだ元気なオオタチツボスミレ。



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オオタチツボスミレの群生。
こちらは花弁がやや薄い色合いのタイプ。この森では、花弁の色合いが濃いものから薄いものまでバラエティに富んでいた。



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美しくノーブルなブナの森では生きものたちの物語がいっぱい。
ブナの親木の根元には実生ブナの稚樹がたくさん見られた。既に本葉も芽生えて成長のチャンスをうかがっているが、ブナの森の世代交代は生易しいものではない。
ブナは里山で見られるクヌギやコナラのような陽樹とは違って、冷温帯の森に息づく典型的な陰樹だ。陰樹であるが故に多少過酷な条件にも耐えうる生命力も持っているし、陽樹のように燦々と降り注ぐ陽射しを浴びなくてもなんとか生きてゆける。ブナの寿命は200年とも300年とも言われている。一方、幼木の寿命はせいぜい20年程度。つまり世代交代は、枯れるか倒れるかというタイミングの問題だ。
ブナの森は、私たちの身近な森や雑木林の世代交代とは桁違いのスパンなのである。
ブナの森を歩くと、とても緩やかな時間の流れを感じる。



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こちらはドングリの殻をつけたまま。今春芽生えたばかりのブナの実生。



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美しいブナ。



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美しい森。



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ミヤマスミレもまだ咲き残っていたが、背丈も花弁もとても小さい。



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静かな森の住人 ウスバスミレ No1



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静かな森の住人 ウスバスミレ No2



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静かな森の住人 ウスバスミレ No3



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静かな森の住人 ベニバナイチヤクソウ



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静かな森の住人 イチヨウラン



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森を抜けた明るい草地にはイワカガミが咲き始めていた。



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イワカガミの小規模な群落は、条件の良い草地のあちこちに点在している。



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そして、ナエバイエローもまだまだ元気な姿を見せてくれた。



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高原の風が流れる礫交じりの草地ではシロスミレが待っていた。嬉しい出会いだったが、その数は年々減少しているらしい。シロスミレたちがいつまでも生き長らえて欲しいフィールドだが、そこは県内でも屈指の観光地。人々の生活と小さな生きものたちとの共存とは、そう簡単に解決できる問題ではないようだ。



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惜別のシロスミレ No1



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惜別のシロスミレ No2


<撮影機材>
Nikon D800E
60mm F2.8ED Macro
Sony cybershot RX100Ⅱ

by windy1957 | 2014-06-17 23:27 | wild plant | Comments(22)
Commented by MIURA at 2014-06-18 10:50 x
こんにちは。
先日、アポイの山麓で探し回って見付けられなかったイチヨウランが…。
久しく見ていなかったのですが、相変わらず美しい姿ですね。
 
稜線上のスミレは、個別の名前も有名なので判別出来ますが、森の中のスミレは、なかなか区別が出来ません。
みんな同じように見えてしまうのです。
 
ブナの森の話は、心に染みました。
北海道では馴染みが薄いのですが、道南のブナの森に立ち入ると、何故か優しさに包まれている感覚になったりします。
それは、尾瀬の体験がそうさせるのか、ブナの森本来の生気がそうなのかは、分かりません。
最近、山よりも森の中で野生蘭を求めているのですが、森の放つ息吹は、魔法ですね。
最近、やっと、気付き始めました。
 
「再会のサンカヨウ No2」、素敵です。
 
Commented by よしころん at 2014-06-18 11:08 x
わぁ~!
イチヤクソウやイチヨウランが咲くなんて豊かな森なのですね~
ウスバスミレ、私きっといつも見逃しているのでしょうね ^^;
2枚目、ベニサラサ・・・となっているのは、ウラジロヨウラクではないかしら^^
昨日両方に会ったので^^
Commented by at 2014-06-18 12:32 x
MIURAさん★
こんにちは。
今回の森歩きでは、イチヨウランとの出会いが何度かありました。
ランの仲間との予期せぬ出会いはハッとしますね。尾瀬でもそうでし
たし、今回の森でもそうでした。
スミレは難しいですね。北海道には羨望のスミレがいくつかあるので、
あまりヨレヨレにならない頃に会っておきたいです(笑)名前を覚える
のはメジャーなものだけにして、ハイブリットはもう諦めてます。
ブナの森はやっぱり大好きです。尾瀬、白神、飯豊、桧枝岐、どこの
森を歩いても共通する「癒しと安堵感」がありますよね。ブナは北海
道の黒松内が北限だと思いますが、代わりにミズナラの大木が多い
印象でした。
「森の放つ息吹は、魔法ですね」 いい言葉です。私はその魔法に罹
ってしまったのかも知れません。ファインダー越しのサンカヨウも魔法
の煌めきでした。
Commented by at 2014-06-18 12:42 x
よしころんさん★
こんにちは。
いつもありがとうございます。
今回の森歩きはイチヨウランやベニバナイチヤクソウが呆気なく現れ
自分でも拍子抜けでした。イチヨウランは丁寧に探せばもっとたくさん
見つかったと思います。
ウスバスミレはどちらかと言えば苔生した森が好きなようですね。北八
でも今回の森でも共通した条件がそれでしたから。でも意外と局地的、
しかも小さなスミレですから見落とし易いです。
これは失敗でしたね。仰る通りウラジロヨウラクです。自分でも仲間に
そう説明しておきながら、とんだアホですね(笑)
ベニサラサドウダンはすぐ隣にありましたけど、撮影は見事失敗の巻
でした。
さて、今週末はラストスパート。白馬遠征です。
Commented by akko-kornblume at 2014-06-18 20:56
こんばんは!

私も大清水~尾瀬の間でベニバナイチヤクソウと一葉蘭に会ったばかり。
同じような時期に違う場所でも花を咲かせるなんて自然ってホント不思議ですね
菫もまだまだいっぱい咲いていますね、ビックリです。
薄葉すみれ、可愛いですね!

そう言えば、今年は岩鏡にお会いしていないわ(T_T)大好きな花なのになぁ。
今週末は白馬遠征ですか!どんな花が待っていてくれるのかな、楽しみにしてますね。
Commented by nousagi at 2014-06-19 08:18 x
ゆ~ったりと呼吸しているのが見えるような森ですね。
小さな小さな花たち、
見える人には見えるんだろうな~と
先日も、思いつつ、歩いてきました。
あるだろう場所でも
なかなか見つけられません。(>_<)
Commented by イナ at 2014-06-19 16:19 x
トップの画像、素敵ですね。
葉の陰の部分が黒くつぶれてしまうのではなく、
うっすら緑が透けて見えて、木肌の白っぽいブナ
だから、こんな風に見えるのでしょうか?
スミレハントと題がついているのに、変なところに
目が行ってしまい、すみません。
Commented by cyu2 at 2014-06-19 17:19 x
翼さん、こんにちは。
サンカヨウもリュウキンカもシロスミレもベニバナイチヤクソウもどれもこれも・・・
いつもながら素晴らしい写真にうっとりです。
そんな中でもウラジロヨウラクの青空と緑とピンクのコントラストが初夏を思わせてくれてとても「旬」を感じました。
トップの写真も大好きです。
Commented by at 2014-06-20 12:27 x
矢車草さん★
こんにちは。
いつもありがとうございます。
尾瀬のレポも楽しく読ませていただきました。ベニバナイチヤクソウに
イチヨウラン、無事会えてよかったですね。イチヨウランのスッとした立
姿は撮影が難しいですね。望遠マクロで遠目から引いて撮ったらどう
かな… って思いますが、また会えたら試してみましょう。
週末は白馬遠征ですが、天候がイマイチみたいです。雨が降っては
八方尾根も無理かも知れません。ま、いずれにしても何か撮れるで
しょう。
Commented by at 2014-06-20 12:34 x
nousagiさん★
こんにちは。
いつもありがとうございます。
ブナも森は時間の流れがとてもゆっくりに感じます。まるで、あの大木
の静かな鼓動が聞こえるようで、そして林床の小さな花々たち。いつ
歩いても、何度歩いても飽きないですね、ブナの森って。
花や生き物を探すのは私も決して得意なほうではないですが、不思議
ですよね、眼が慣れてくると次々と見えてくるものです。お蔭で見たく
ない、会いたくない、長~いものまで見つけてしまいます。何度会って
もあれだけは嫌ですね。
Commented by at 2014-06-20 12:42 x
イナさん★
こんにちは。
いつもありがとうございます。
トップの画像、語ってくるものがありましたので、ついカメラを向けてし
まいました。確かにッブナは樹肌が白いので、イナさんが仰るような
ことが言えるでしょうね。葉っぱの透過光、単なる影ではなくて、さすが
目敏いですね。
このブナの森では名残のミヤマスミレに遭えたのが嬉しかったです。
花弁も背丈も小さかったですが、豪雪地帯ならではの進化なんでしょ
うかね。オオタチツボスミレはやっぱり気に入ったものが撮れません
でした。撮らされてしまうんでしょうね。PCに取り込んで見て、いつも
がっかりしてしまいます。
Commented by at 2014-06-20 12:51 x
cyu2さん★
こんにちは。
いつもありがとうございます。
画像は仰るほど大したものではありませんが、好評いただいて恐縮
です。ただ、未だにレンズの選定が適当ではなく、出来を見て後悔ば
かりしています。
ウラジロヨウラクは、結局、コンデジで撮ったものを使いました。最近
のコンデジは、その技術は目に余るほどの進歩で、ある意味一眼を
凌ぐものがありますね。因みに、隣に咲いていたベニサラサドウダン
は一眼で撮りましたが全部失敗でした。
トップお画像、独特な白い樹肌、葉っぱの透過投影、初夏のブナの森
ならではの光景ですね。
Commented by at 2014-06-20 21:14 x
こんばんは。
明るいブナの森、あったかい気持ちにさせてもらえます。
ブナの稚樹の写真が、いいですね。
たくさんの玉ボケに囲まれたリュウキンカ、背後からの光を浴びるサンカヨウも素敵です。
Commented by fumifumi at 2014-06-20 21:26 x
翼さん、こんばんは~
この時期になってもこれだけ多くのスミレが見れるなんて、さすが植生豊かな上州ですね。
ブナの森もとっても美しく、見上げた一枚も素敵です。
私も今年初めてブナの赤ちゃんを見ました。
白馬ではどんな出会いがあるのでしょうか~、レポを楽しみにしています。
Commented by m-kotsubu at 2014-06-22 02:14
こんばんは♪
初夏の気配が感じられるステキな写真。
見ていてわくわくします。
光りに透けたオオカメノキがステキ。
翼さんが、すみれのこと、本当に好きなんだなぁ・・・って伝わってきます。^^
Commented by 山うさぎ at 2014-06-22 10:25 x
翼さん、こんにちは〜
今更ですがお花の写真、素敵ですね。
見つめていると目の前に咲いていてくれるように思えてくるんです。

でもね、実生ブナの幼樹の2枚に写真も大好きです。
森を愛する翼さんだから撮られる小さな生命の姿
とっても美しく、愛おしいです。
Commented by フクシア at 2014-06-22 21:17 x
スミレからランの季節へと、自然のリレーが続いていますね。
翼さんのこの記録はスミレとランバトンゾーンなのですね。両方見られて嬉しいです。

先日ある山でタチツボスミレがとても綺麗に咲いていましたが、とても新鮮でした。その近場のミヤマスミレは終わっていました。順序が違って不意を突かれました。新鮮な気分を味わうのも良いものですね。
Commented by at 2014-06-23 16:49 x
空さん★
こんにちは。
いつもありがとうございます。
スミレの追っかけで信州方面に遠征していましたので、レスが遅くなり
すみませんでした。
やっぱりこの時季は、レポといってもスミレばかりの構成というのはい
きませんね。リュウキンカやブナの稚樹は半分苦し紛れみたいなもの
です(笑)
さて、スミレ行脚もいよいよ最終章になります。今季の信州遠征目当
てのスミレに会えたことで満足してます。ということで、只今最新レポ
を鋭意作成中ですので、乞うご期待くださいね。
Commented by at 2014-06-23 16:59 x
fumifumiさん★
こんにちは。
いつもありがとうございます。
たとえ6月になっても上州はやっぱり外せませんね。それだけ会いた
いスミレが待っているということなんです。fumifumiさんももう少し近
ければご案内できるのですが、それはお互い様ですよね(笑)
ブナの森のは癒されますね。精神的な安堵感に包まれるのはブナの
持つ特性からでしょうね。
さて、スミレ行脚もいよいよ最終章。今回の信州遠征では羨望のスミ
レに会えたのでとても満足です。高山帯に登ればまだまだスミレも楽
しめますが、そろそろ夏の花々も気になってます。とりあえずは終わ
ったばかりの信州遠征のレポですね。ご期待に添えますかどうか、
今晩はお酒を控えて、頑張ってレポに取り掛かってみますので。
Commented by at 2014-06-23 17:07 x
m-kotsubuさん★
こんにちは。
いつもありがとうございます。
写真のことは決して褒められたものではありませんが、共感をしてい
ただけたなら光栄です。
オオカメノキは」四季を通じて素敵な被写体になるので、山に登った
時は撮影は欠かせません。
スミレは大好きですが、想いばかりが膨らんで撮影行は空回りばか
りなんです。毎年恋焦がれるスミレハントもいよいよ最終章です。今
回の信州遠征と来月の尾瀬(至仏山)で幕引きになりますが、満足
したような消化不良のような、微妙な印象ですね。とりあえずは最新
レポに取り掛かります。一応、会いたかったスミレにやっと会えました
ので、そんな感動が伝わりますかどうか…。
Commented by at 2014-06-23 17:15 x
山うさぎさん★
こんにちは。
お元気でしたか?あちこちの山行計画でお忙しいことと察していまし
た。お約束していたスミレ巡りも情報不足で果たせませんでしたのが
心残りです。今月は、上州、信州と相変わらずのスミレハントですが、
会いたかったスミレに会えたので一応満足です。最新レポを作成中
ですが、近いうちにUPしないと感動も薄れてしまいますね、ガンバリ
ます。
ブナの稚樹の画像、ほんの思い付きで撮影しましたけど、不思議で
すね。撮影している本人もブナの森のドラマを感じてしまいました。
山うさぎさんが仰る、森で見られる「小さな生命の姿」これからも見つ
めていきたいと思います。
Commented by at 2014-06-23 17:43 x
フクシアさん★
こんにちは。
いつもありがとうございます。
仰るとおり巡る季節の中、スミレ巡りも最終章を迎えつつあります。
ラン科の植物はあまり詳しくありませんので、スミレのついでに会え
れば幸運だと思ってます。今回のイチヨウランもいい例ですね。でも
本心は野生ランにも実は興味があるんですよ。ランへのバトンゾー
ン、当たらずとも遠からずって感じでしょうかね。
とりあえずスミレハントの最新レポ、今夜頑張って仕上げたいと思っ
てはいるのですが…(笑)