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pode ser um romance

想いはグラスのふちを回る No7 mono version

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これ、いいでしょ。
自然保護協会のグッズカタログから手に入れた、今、お気に入りのロックグラス。
Jack Daniel にぷかり浮かんだ水草と、カエルさんの脱力加減がたまりません。飲むたびに、手にするたびに、かざして眺めたくなるのです。
ということで、今回は mono version でトキメク話題を2つ、3つ。
ただし、サラッと流して欲しいんです。引きずる読みものでもないはずですから、念のため。





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予てからお気に入りの作家、開高健は数々の名言、格言を残しているが、たとえばこんな感じ、
 “ 賢者は海を愛し 聖者は山を愛す ”

微力ながら私たちは森づくりに精を出し、その成果を未来(あす)へ届けようと汗を流しているんです。そこで、こじつけだけどね、開高健にあやかって、たとえば “ 拙者は森を愛す ” なんてのは、どう?
この日はチェーンソーを携えて伐倒作業。ちょっとした手違いで、ヒヤッとした場面もあったけれど、無事作業終了ということで、とっておき? スマイルの1枚。

「賢者は海、聖者は山、拙者は森…?」
ほう、アハハ。なんか、いいじゃん。

スンマセン、お後がヨロシイようで…(笑)



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〈みんなちさこの思うがままさ〉
池田知沙子 著/2003年.浦和浪漫山岳会出版局発行

もう、ずっと前だけど、読んでほしいなぁ… って、当ブログでも紹介したことがある珠玉のエッセイ集。
相変わらず反響があるみたいで、嬉しいことに2013年1月に復刊されていた。
2003年に浦和浪漫山岳会から刊行された本書。当時は私家版として刊行されたレアもので、直接山岳会に連絡して入手したものだったが、この復刻版、なんと、amazonでもお手軽入手できる。
ということで、別段、関係者ではないのだが、今回も宣伝デス。

51歳で急逝するまで、彼女は浦和浪漫山岳会に18年間在籍し、渓を愛し、ブナの森を愛し、そして酒を友に、ついつい読み返してしまうような煌めく文章をたくさん残した。

ご覧の画像は、本書の冒頭を飾る一節だ。

満天の星である。遠く稲光もする。
焚き火が燃えあがると、ひととき星の数が少なくなる。
美しい闇のただなかに沢音が確かなリズムをきざむ。
みんなちさこの思うがままさ。
月もだしてみせると有言してしまったさ。
多分、私たちが寝静まった頃、
なんといっていいかわからないお月様が
静かに静かにめぐるのだろう。


魅力的な女性だったんだろうな、って思う。
夜の渓で、となりに座る彼女からこんな一節を呟かれたら… もう、ね。



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Room No680

遥か北の、最果ての地のホテルの一室。
またしても意味深でしょ。さてさて、おやおや、中ではとんでもないコトが起こってますか?
明日はガッツリ登るんでしょ、羅臼岳。

案の定、頂は遠かった… 遥か続く雪渓では、バテバテの私なのでありました。



The end
by windy1957 | 2013-12-11 11:20 | in my life