尾瀬 No4 「水無月の尾瀬はやっぱり雨でした」
水無月の尾瀬。この時期、会いたい花々や見たい風景がいくつかあった。そんな思いを抱きながら、今明けたばかりの関越自動車道を、愛車Jeepはビューンっとかっ飛んで行く。
ほぼ順調に大清水の駐車場に着いた。関越自動車道を走っていた頃はあんなに良い天気だったのに、俄かに雲行きが…。とりあえず、尾瀬沼を目指そう。
今季初見。所々で見られるノビネチドリがせめてもの救いだ。
下草にはエゾハルゼミが休んでいた。もうとっくに目覚めの時間帯だろうが、雨模様のせいだろうか、カメラを近付けても一向に動こうとしない。
辺りには誰も居ない。ただ響くのは渓流の音だけ。
尾瀬の植生は、どちらかといえば日本海側的な要素になるだろう。タニウツギは日本海側や雪国の山地帯ではお馴染みの樹花である。
まずはヤマブドウ。
この頃すでにドシャ降り、そしてチシマザサのヤブの中でカメラはびしょ濡れ。ま、言い訳です。
誰かがこんなことを言いながら通り過ぎて行く。「尾瀬は雨。それだって願ってもない出会いじゃん」
尾瀬ではポピュラーな樹木の一種。早春の芽吹きも、初夏の瑞々しさも、そして真っ赤な実を付けた紅葉も、それぞれがとってもフォトジェニックだ。
ガラスのサンカヨウ。
で、こっそり近付いてみたら、こんな感じで咲いていた。キヌガサソウ。
大江湿原ではまだ咲き始めって感じ。
初めて見る感じだったので、後で調べてみたら高山植物の範疇に入るらしい。しかも、日本海側が主な自生地とか…。
ラストスパートの長~い林道は、いつ歩いても、いつも辛い。
ということで、スミレの追っかけ最終章は尾瀬からお届けの約束です。そのためのネタ集めでもあったけど、生憎のドシャ降りとあっては意気消沈。
さて、どんなスミレで締め括れますかね。来週中にはなんとかUPしますので、乞うご期待を。
The end
by windy1957
| 2013-06-24 22:56
| mountaineering