週末はスミレに会いに No7 「群馬~新潟県境・麗しの森から/前編」
谷川岳とか平標山を横目に、群馬と新潟を跨ぎながら残雪のブナの森でたっぷり遊んだ。
ということで 「週末はスミレに会いに」 もいよいよラストスパート。
まずはサラッとまとめた前編からどうぞ。
差し当たり馴染みの林道でざっとおさらい。ほんと、息が長いよねぇ~ ということでアカネスミレもまだ元気。
スッと伸びたスタイルは、他のスミレより圧倒的に背が高い。全体的に大柄な雰囲気の割には花弁が小さめなのも特徴のひとつ。
花弁の大きさといい、花姿(デザイン)といい、なかなか見応えのあるスミレだ。
ほんとうは斜面いっぱいに咲いていたが、上手くまとめられなかったので単品でご勘弁を。
田んぼの土手に青い星屑が…。
ブナの森は、新緑も盛夏も錦秋も、そして武骨で飾り気のない冬も、み~んな美しい。
ミヤマスミレの群落を撮っているとクロツグミの囀りが聞こえてきた。ブナの森も、夏鳥たちが遊ぶシーズンになってきたようだ。
タチツボスミレより心もちスッとした立ち姿で、距が白いのも特徴だ。関東地方では特に珍しいスミレでもないが、かといって、何処でも見られるスミレというわけでもない。
スミレ探しに明け暮れる山歩き。ヘロヘロになって集中力が無くなってくると、タチツボでもオオタチツボでもどちらでもよくなってきてしまう。(オオタチツボスミレにはちょっと悪いが…)
どうです、何処からともなく夏鳥の囀りとか… 聞こえてきません?
山菜を摘んだり、スミレや夏鳥を探したり、心洗われるよね~って、同行者との会話も弾む。
まったく予期していなかったヒナスミレも咲いていたり、なんとも嬉しいやら驚くやらで…。
分水嶺を越えた日本海側ではお馴染みのスミレだが、きっとまだ咲き始めて間もないのだろう、瑞々しい感じだ。
関東地方ではまずお目にかかれないスミレだと思うが、トンネルを抜け、山ひとつ越えればナガハシスミレもまったくの普通種になってしまう。
〈後編に続く〉
by windy1957
| 2013-05-27 21:26
| wild plant