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週末はスミレに会いに No7 「群馬~新潟県境・麗しの森から/前編」

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そろそろネタ切れですね~って囁かれながらも、まだまだ懲りずに足掻いてる。
谷川岳とか平標山を横目に、群馬と新潟を跨ぎながら残雪のブナの森でたっぷり遊んだ。
ということで 「週末はスミレに会いに」 もいよいよラストスパート。
まずはサラッとまとめた前編からどうぞ。




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関越自動車道の渋川・伊香保ICを下りて、一路県境目指して北へ北へ。
差し当たり馴染みの林道でざっとおさらい。ほんと、息が長いよねぇ~ ということでアカネスミレもまだ元気。



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そして、シーズン終了前にしっかり会っておきたいと思っていたサクラスミレ。



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こちらはエゾノタチツボスミレ(白花タイプ)
スッと伸びたスタイルは、他のスミレより圧倒的に背が高い。全体的に大柄な雰囲気の割には花弁が小さめなのも特徴のひとつ。



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この林道で見られるエゾノタチツボスミレは、ご覧のようにみんな白花タイプだ。



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こちらは葉脈に赤い斑の入ったチシオスミレ(サクラスミレの斑入りタイプ)
花弁の大きさといい、花姿(デザイン)といい、なかなか見応えのあるスミレだ。



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特段珍しい植物ではないが、個人的にはちょっと久々のラショウモンカズラ。
ほんとうは斜面いっぱいに咲いていたが、上手くまとめられなかったので単品でご勘弁を。



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某高原へ向かう長閑な道すがら。
田んぼの土手に青い星屑が…。



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もう少し近づくとご覧のとおり。



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ということで、ホタルカズラがちょうど真っ盛りだった。



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ブナやミズナラ、カエデ類、トチノキ等で構成される典型的な冷温帯林の山肌。さぞかし紅葉の時季は見事だろう。



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標高は1500mをちょっと越えたあたり。
ブナの森は、新緑も盛夏も錦秋も、そして武骨で飾り気のない冬も、み~んな美しい。



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初夏の陽射し降るブナの森の林床には、ミヤマスミレが点々と咲いていた。



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登山道から横道に分け入ると、ミヤマスミレは所々で小規模な群落となっていた。



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そこは麗しの森。
ミヤマスミレの群落を撮っているとクロツグミの囀りが聞こえてきた。ブナの森も、夏鳥たちが遊ぶシーズンになってきたようだ。



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こちらはオオタチツボスミレ。
タチツボスミレより心もちスッとした立ち姿で、距が白いのも特徴だ。関東地方では特に珍しいスミレでもないが、かといって、何処でも見られるスミレというわけでもない。



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オオタチツボスミレはこんな感じでパッと見はタチツボスミレ。
スミレ探しに明け暮れる山歩き。ヘロヘロになって集中力が無くなってくると、タチツボでもオオタチツボでもどちらでもよくなってきてしまう。(オオタチツボスミレにはちょっと悪いが…)



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足元のフキノトウにもカメラを向ける余裕が欲しい。



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見上げれば美しくノーブルなブナ。
どうです、何処からともなく夏鳥の囀りとか… 聞こえてきません?



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県境の景色はこんな感じ。
山菜を摘んだり、スミレや夏鳥を探したり、心洗われるよね~って、同行者との会話も弾む。



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長~いトンネルを抜けると、森はまだ芽吹きの時季。
まったく予期していなかったヒナスミレも咲いていたり、なんとも嬉しいやら驚くやらで…。



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こちらはスミレサイシン。
分水嶺を越えた日本海側ではお馴染みのスミレだが、きっとまだ咲き始めて間もないのだろう、瑞々しい感じだ。



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まだ雪の残る林道を登り始めると、ナガハシスミレが目立つようになる。ここには花色のやや薄い上品な色合いのタイプばかりが咲いていた。



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こちらは道端に咲いたナガハシスミレ。(色付きが普通のタイプ)
関東地方ではまずお目にかかれないスミレだと思うが、トンネルを抜け、山ひとつ越えればナガハシスミレもまったくの普通種になってしまう。



〈後編に続く〉
by windy1957 | 2013-05-27 21:26 | wild plant