週末はスミレに会いに No1 「新潟県 中越地方の里山から」
県境の長いトンネルを抜けて、颯爽と行ってきましたよ、新潟へ。
話し相手もなく、やっぱひとりじゃこの道程、長いのなんのって…。
さっそく出迎えてくれたのは新潟ではお馴染みのナガハシスミレ。かれこれ5年ぶり? の嬉しい再会。
関東あたりのスミレファンには垂涎の的だが、地元の人にとっては「キチョッパ」と呼ばれる、なんてことはない野草だ。
「いいなぁ」 と呟きながら、しばらくその場から動けない。
「何が撮れますか?」 と訊くと、「シュンランです」 と、恥ずかしそうに。
ご婦人が撮影に没頭するその脇には、なんと予定外のマキノスミレが咲いていた。
こうんな光景に出合うと、時間を忘れて見入ってしまう。
こんな風に点々と咲いているのがいかにも新潟の里山らしい。
関東地方ではまず見ることのできない代物だが、チョウに熱を上げてた若い頃なら、躊躇わず捕虫網を振りまわてこのチョウを採っていただろう。
カタクリやスミレに止まる瞬間を狙ってしばらく待ったが、そう簡単にシャッターチャンスは訪れないものだ。結局、ご覧のような味気ないカットを撮ったのみ。
白馬山麓での出会い以来、数年ぶりの再会だ。
ツクシやフキノトウがあちこちにいっぱいあって、何となく懐かしい風景のゆったりと流れる時間。ストレスも気苦労もみ~んな解き放たれて、そんな時間にいつまでも浸っていたい気分だった。
The End
by windy1957
| 2013-04-15 13:38
| wild plant