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pode ser um romance

裏高尾のんびり逍遥 「撮れたての旬をどうぞ」 ヘ(ё_ё)ノ

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花粉症の鎮静剤を飲んでまずは準備万全に。
この時季、再会を期してどうしても様子を見ておきたいエリアがある。
それは、裏高尾。
彼の高尾山北麓を東西に延びる渓谷域の一帯だ。そこは、温帯林や暖温帯林が混成する、植物愛好家たちにとって興味尽きないフィールドなのだ。
さて、そのお目当ての妖精たちとは…



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まずは裏高尾への道すがら。
知る人ぞ知る、スミレのチェックポイントがある。それは人家の石垣に息づくヒメスミレだ。
時季としては、どうかな… と思っていたが、ヒメスミレはほぼ全開状態だった。ここ数日の暖気が幸いしたのだろうか。
裏高尾の日影沢や小下沢へ急ぐ多くのハイカーの中でも、ここでヒメスミレの開花を伺う人はほとんど居ない。



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まずは小下沢へ向かう。
最初はこんな感じの植林帯をしばらく歩く。シダ類に興味のある方は面白いエリアだろうが、時季はまだ早春。スミレ類はともかく、他の花々もまったく見当たらない。しばらく辛抱の林道歩きだ。



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しばらく歩くと、日当たりの良い斜面にアオイスミレを見つけた。
この再会の瞬間がなんとも嬉しくもあり、愛おしさが湧いてくる。
屈んで撮影していると、通りすがりのハイカーが 「何ですか?」 と尋ねてくる。
「アオイスミレっていいます。この時季しか見れないスミレですよ」 と付け加えると、慌ててコンデジを取り出し撮影を始めた。



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アオイスミレは地域変異もあって、なかなか個性的なスミレだと思う。
少なくとも私の家の周辺ではまず見ることはできないし、印象的にはやや山地性のスミレといった感じだ。花弁の色合いも白色から薄水色、青紫色まで実に様々で、やや萎んだ感じで恥ずかしそうに咲いていることが多い。
この花弁の透き通るような薄紫色に魅かれ、、迷わずカメラを向けてしまった。



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所々でこんな渓流を覗いてみる。
お目当てはハナネコノメだが、なにしろ裏高尾はハナネコノメの人気撮影スポットだ。大概の場所ではすでにカメラマンが陣取っている。



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それでも穴場は何とか見つかるもの。
予定していた場所から少し上流を辿ると、苔生した岩場に開花前のハナネコノメがびっしり生えていた。
開花のピークまであと1日、2日といったところだろうか。再会の興奮を抑えながら何枚もシャッターを切った。



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周囲の環境に目が慣れてくると、所々でやや開き加減のハナネコノメが見付かりだした。



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こんな状態で咲き始めたものも少しずつ見付かり、思い思いのアングルで。
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この時季お馴染みのユリワサビも一枚。
ワサビという名前からして、サラッとお浸しにすると実に美味しい旬な野草だが、さすがに摘んで持ち帰るほど咲き揃ってはいない。
背景が暗く落ち着いていたので露出をアンダー気味にしたが、それでも花弁はご覧のように白飛びしてしまった。ということで、失敗画像もどうぞ。



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少ないながらカタクリも咲きだしていた。
カタクリはカメラを触りはじめた頃、夢中になって撮ったことがある。当時はフィルムカメラで、しかもリバーサルフィルムは高価だったが一体何本のフィルムを使ったことだろう。
写真の出来栄えはまったくの自己満足そのものだったが、そんな経験もまったく活かされていない。カタクリって、本当に難しい被写体だと思う。
この画像も見栄えのするものではないが、言い訳はともかく、証拠画像ということで。


The End
by windy1957 | 2013-03-18 21:56 | mountaineering