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pode ser um romance

奥多摩御岳山 「晩夏の花逍遥をどうそ」 (ё_ё)キャハ

奥多摩御岳山 「晩夏の花逍遥をどうそ」  (ё_ё)キャハ_b0255992_10133741.jpg
晩夏の花たちに逢いたくなり、奥多摩の御岳山に登ってきた。
登山口は予想通りの混雑だったが、山の上は初秋の雰囲気も漂い、晩夏の花々を愛でながら楽しい時間を過ごせた。
ということで、今回は晩夏の花々を中心にレポしよう。



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御岳山登山口からケーブルカーの高架橋を見上げる。
最初にこの山に来たのは何年前だったか、あの時もこんなふうに見上げていたような気がする。


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山の上で時間を有効的に使いたいのであれば、ケーブルカーを使うのが得策。
でも、ご覧のような混雑。ま、奥多摩でも人気あるエリアなので仕方ないか。


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ケーブルカーは標高差500mを約6分で運んでくれる。
頂上駅に降り立つと、青梅方面などご覧の眺望。


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頂上駅には数件の売店がある。
イワナの塩焼きが香ばしく漂い、冷えたビールも恋しいが… ここは先を急ぐことに。


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御岳山といえばレンゲショウマ。
もう、遅いかな?と思っていたが、まだまだ咲きはじめの株もあったりして十分楽しめた。本来なら汗を拭きながら山道を辿り、やっとの思いで出逢うべき花だが、今回はちゃっかり楽をさせていただく。


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三脚が無いのはやっぱりシンドイ。息を止めてカメラを縦に横にシャッターを押すが、出来はこんなもの。それでもフィルムカメラから比べれば、デジカメってほんと有り難い。


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こちらはホソエアザミと思うが、如何だろう…


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ヤマジノホトトギスも今が盛り。
あちらこちらに咲いているが、いつもこの花は難しいと思う。なかなか絵にならない。


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こんなふうに撮ってもみたけど、やっぱり難しい。


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コバノカモメヅルかと思ったけど、ちょっと違う感じ。ただ今同定中。


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こちらはオクモミジハグマ。
この時期はハグマの仲間が賑やかだ。他にもカシワバハグマやモミジハグマが見られた。


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夏の終わり頃から楽しませてくれたソバナはもう終盤。
なんとな~く寂しい感じ…


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こちらはお馴染のツリフネソウ。
今がちょうど見頃のようで、あちこちにいっぱい咲いていた。
黄色いキツリフネも探したが、残念ながら見つけることはできなかった。


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気が付くと、秋の主役たちがポツポツと咲き出している。
こちらはユウガギク(たぶん)


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咄嗟にドワスレしてしまった。
風にユラユラと… そうそう、ヌスビトハギでした。


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そろそろ昼食時。
どうです、なかなか絵になる店先でしょ。以前来た時も立ち寄った宿坊&お蕎麦屋さんに、また訪れることができた。


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軒先の提灯もちょっといい感じ。


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玄関脇では秋の花々が彩りを添えてる。


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上がらせていただくと、まずは趣のある喫茶スペースがある。
片隅には、こんなふうに懐かしい駄菓子も並んでいる。


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ほんのり行燈の灯る喫茶スペース。


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あの時と同じ部屋、同じテーブル、そして、同じお蕎麦。


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さてと、食べた後はもうひと歩き。
民家の石垣に咲くシュウカイドウもあちこちで見頃。


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ゲンノショウコにツリアブが吸蜜中。


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こちらは、ゲンノショウコの紅花タイプ。


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ヤクシソウも咲き出していた。
里山にこの花がいっぱい咲き出すと、もう秋も本番だ。


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ヤマザクラの葉は、真っ先に秋を告げてくれる。


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遠目にもツリガネニンジンと分かるほどの株。
山で、高原で、里山で、今シーズンはこの花にもいっぱい出逢えた。


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里山ではだんだん少なくなってきたワレモコウ。
ワレモコウは 「吾亦紅」 と書くが、その名の由来は諸説あってなかなか面白い。文学の世界でもたびたび登場するようで、彼の高浜虚子は 「われもまた 紅なりと ひそやかに」 と詠んでいる。ワレモコウには、奥ゆかしさというか、慎ましさというか、そんな印象がある。


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渓流の小径にはフシグロセンノウが咲いていた。
この花は、群生というより、こんなふうにポツンと咲いてるほうが趣があっていい。


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タマアジサイに森の木漏れ日が射していた。
でも、ファインダーを覗いた時の感動って、なかなか素直に表せないものだ。


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以前、シダ類を調べようと思った時期もあったが、結局今でも手が付けられず、相変わらず不得意な分野のままである。
これはたぶんジュウモンジシダ… だと思うが…


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こちらはキヌタソウ。
アカネ科の多年草だが、里山ではほとんど見られず少し山に入らないとお目に掛かれない。


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なかば諦めていたが、念願のタマガワホトトギスにも逢えたので嬉しかった。
上手い下手は別として、この花が撮れたただけでもここまで登ってきた甲斐があった。


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こちらはカメバヒキオコシ。
青紫色の小さな花をたくさん付けて美しいが、まだ少し早かったようで、花付がまばらな感じだ。咲いてる場所が暗い環境だったので、感度を上げての撮影。


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ケーブルカー山頂駅の売店のご主人が 「今、ツルニンジンがいっぱいだよ」 と教えてくれたが一向に出逢えなかった。どうやら、限られた場所にまとまって自生していたのかも知れない。
帰り際、どうにか撮れたのがこの一枚。


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最後はヤマトリカブト。
こちらも限られた場所でのみ見られたが、レンゲショウマをはじめとしてキンポウゲ科の花は美しい種類が多い。そういえば、ずっと前に外秩父の山でこの花の種を採り、自宅の庭に播いたのだが未だに芽が出てこない。
とっくに忘れていたことだったけど、この花を撮っている時、ふとそんなことを思い出した。

今回の奥多摩御岳山行は、現地に詳しい 「S」 さんに同行していただき、花々の撮影コースなどいろいろと案内していただいた。
たぶん、私ひとりではあのお蕎麦屋にも辿り着けなかっただろうし、タマガワホトトギスにも出逢えなかっただろう。Sさん、ほんとうにありがとう。
by windy1957 | 2012-09-14 13:32 | mountaineering