高峰山(2106m)&高峰高原は晩夏の装い (*゚◇゚)yヽ~ ポロッ
愛車のJeepを駆って1時間ちょっと。前方の懐かしい山容、浅間山がやっと見えてきた。
高峰高原まであと少し。
この場所で標高2000mほど。ビジターセンター入口にはフクロウのオブジェが。
登り始めて十数分、頂上まであと1.6km の案内板。ここからが急登の連続、それがまた長いのなんのって…
おッ、しばらくぶりのハクサンフウロ。なぜかにホッとするね、この花見ると。
こちらはコウリンカ。
この花も久しぶり。確か3年前の姫木平以来かなぁ…
落ち着いて探すとあちこちに咲いているようだが、どれも花付がいまひとつ。比較的まとまった感じで撮れたのはこの1枚のみ。
登山道の草地、道路脇の斜面、スキー場の草地、大小様々な群落があちこちで見られる。「時季としてはまずまずかなぁ…」と、ひとり呟く。
主役はヤナギラン、ツリガネニンジン、アキノキリンソウ、ヤマハハコといったところ。
ウスユキソウもあちこちにいっぱい。控え目で、上品で、おとなしくって、華々しくないところがこの花の魅力なのかも知れない。
夏の太陽は容赦ない。見上げれば、真っ青な空にナナカマドの結葉。
木漏れ日の中には涼しげなマツムシソウが。
美ヶ原で、霧ケ峰で、大菩薩峠で… その色合いと相俟ってこの花にはいろんな想い出がある。山頂へ続く登山道ではマツムシソウロードって感じ。
この画像を撮ったあと、下山してきたひとりのご婦人に尋ねてみた。
「上の方は花が綺麗ですか?」
「マツムシソウが咲いてるけど、あまり綺麗じゃなくて…」
と素っ気ない。
ものも言い様だよね。花々にはあまり愛しさを感じないのかなぁ… と、ひとり呟く。
画像は4年ほど前に登った黒斑山(2404m)を望む。
マルバダケブキは登山道のヒマワリって感じ。背丈もあって遠くからでもよく目立つ。
気持ちは分かるけど、この手の看板があちこちに立っているのはあまりいい気分じゃない。
まずはギンボシヒョウモンの登場。
ヒョウモンチョウの仲間は平地でも見られるが、この蝶は高原から高山帯を住処にしているため、簡単にはお目に掛かれない。そう思うと、後翅裏面の「銀星模様」がなんとも高貴に見えてくる。
山に登る人なら一度は目にしている蝶ではないだろうか。若い頃、蝶のことを調べた時期があったが、当時、美しい翅を持つこの蝶が無性に見たくて、ずいぶんあちこちの高原に出掛けた。
この日は、登山道のマツムシソウにたくさん来ていたが、なかなかその美しい翅を開いてくれず、やっと撮れたのがこの1枚。
以前に比べ、比較的手軽に見られるようになった蝶でもある。
この蝶も平地では見ることができない。今回はこの蝶の撮影も楽しみだったが、どうにもこうにも満足のいく画像が撮れなかった。残念!
今回の山行ではいろんなタイプのツリガネニンジンが観察できて楽しかった。
急登で小休止の際、目の前に咲いていたのがこの白いツリガネニンジン。せっかく持ってきた三脚だが、やっとここで出番を迎えた。
眼下には小諸市街が広がっている。
遠くの山並みは八ヶ岳連山、奥秩父の山々だ。
逆光の中の薄紫色が綺麗だったので、思わずカシャ!
レンズは90mmマクロ。
う~ん、もう少し望遠系のレンズも欲しかったかも。
だ~れも居なくってひとり占めって感じ。遥か遠くは北アルプスの山並だ。
よかった、心配していたカミナリも大丈夫そう。
頂上のガレ場にいっぱい咲いていたイワシャジン。ツリガネニンジンに似ているが葉っぱがちょっと違う。色合いも濃いものから薄い色まで実に様々。
この株はまだ蕾が多く、2、3日後なら見頃だっただろう。
ということで、二礼二拍手一礼。お賽銭は十分に縁があるように15円。
さてと、持参したお楽しみ弁当を食べますか。
見る花も景色もほとんど同じだったということで画像紹介は御容赦を。
いつも「無事に帰る(カエル)」で、シュレーゲル君、今日もアリガトウ。
黄昏時の高速道。心地良いアコースティックなサウンドがちょっといい感じ。
by windy1957
| 2012-08-23 18:03
| mountaineering